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LINE の新卒企画職って何してるの? #弊社のPMはこんなふう

「LINE に新卒入社した人って、どんな仕事をしてるんですか?」

 新卒採用イベントや面接で学生の人たちと話す機会があると、こういった基本的な質問を聞かれることが多い。

「企画職って具体的に何をしているんですか?」
「仕事のやりがいは?新卒のキャリアパスは?」

 それもそのはず、LINE の社員は9割以上が中途で構成されていて、新卒で入社した人の情報がまだまだ少ない。LINE には面白い仕事がたくさんあって、多くの学生さん達にぜひともエントリーしていただきたいのだけれど、多岐に渡る魅力と仕事が伝えきれていないのが現状だ。

 そこで、16新卒で入社した僕が「LINE に新卒企画職で入社した人はどんなことをしていて、何を考えているのか」を発信してみようと思う。まずは、LINE に興味を持ってくれる人・応募してくれる人が少しでも増えることをゴールに、学生さん達向けのノートを書いてみた。

 ちなみに、弊社の有名人かつ同期のりょかちも同様のノートを書いているので、合わせて読むと企画者ごとの考え方の違いなどもわかって面白いと思います。

1. LINE に新卒入社するまで

 早稲田大学で英語教育を専攻していた僕は、スマホゲームを作る企業でのインターンをきっかけにネットの世界に興味をもち、気づけば関連する企業ばかりを就活で志望していた。

 「LINE のグローバルなプラットフォームを活用してゲームを作り、できるだけ多くの人に良い影響を与えたい」当時の ES を見返すと志望動機にはこのような事が書いてあった。その後、縁があって入社を決めるのだが、配属されたのは第1志望であったゲームの部署ではなく、ビジネスプロダクトを企画する部署であった。

 教師になりたいと思っていた高校生のジブンに、将来メールに取って代わるサービスの広告商品を企画しているよ、といっても到底信じてくれないだろう。

2. LINE でスタートした企画職のキャリア

 LINE の収益源はスタンプやゲーム といったイメージが強いかもしれないが、実は売上の 50% 近くがディスプレイ広告や公式アカウントなどの広告事業で占められている。

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 ビジネスプラットフォーム企画室に配属された僕は、公式アカウントのプランナーとしてキャリアをスタートし、リクルート出身の3歳上の上司から OJT の形で、企画者のイロハを教わることになる。

 頭でも触れたが、LINE の面白いところの一つに、社員がほぼ中途で構成されている点があると思う。そのため、LINE では新卒 = 何も出来ない新人... としては扱われず、業界の第一線を張る企業から転職してきたスペシャリストたちと、1年目から張り合っていく必要があるのだ。

 もちろん、わからない事を聞いたら教えてくれるし、頭が良くて優しい人たちが多いのだが、自らキャッチアップして自己研鑽をしていくことが新卒には求められる。年功序列といった風土は全然無く、優秀な人が挑戦・活躍できる環境が整っていて、若い内からバリバリ働きたい!といった人にはとても適した場所だと思う。

 実際、僕もまだ3年目だが多くのサービスに携わってきた。

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3. LINE を理解するための 7つの質問

説明会や面接でよく聞かれる質問と、それに対する個人的な回答です  (内容は部署や担当するサービスによって異なる場合があります)

1. 企画職の具体的な仕事は?
プロダクトを成功まで導くことがゴールだと思っているので、ミッション設計、ポジショニング定義、ロードマップ策定、プロダクト開発(要件定義・開発ディレクション)、ユーザーリサーチ、組織開発などなどプロダクトに関わる全てのことを担当
・企画職 = アイディアを出す人... みたいなイメージがありがちだけど、実際にやってることはめちゃくちゃ幅広いので、色んな能力(企画力・調整力・推進力・実現力・技術力・トレンド把握能力...etc)が求められる。ただ、その分自分が関われる領域も多いので、やりがいも凄いある!!

2. 仕事の楽しさ・やりがいは?
・LINE のユーザー約1.6億人に、自分たちが作ったプロダクトを通してインパクトを与えられることができること
・個人の裁量が大きく、プロダクトを成功させるためであれば何でもできること (トップダウンではなく、ボトムアップで自由に意見を言ったりやりたい事を推進できる)
・優秀な人が周りに多く、視座高く仕事に取り組めること

3. 仕事で大変なことは?
・部署や国家を横断してステークホルダーが多いため、関係者を巻き込んでプロジェクトを進める推進力が求められること
・やりたいこと・やらなきゃいけないことがたくさんある中で、優先順位を付けてやらないことを決める必要があること

4. LINE のサービスってどういう体制で作られているの?
・下記は LINE Ads Platform のザックリとした体制図 (日本・韓国・台湾・タイなどのメンバーで構成される)

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5. 社内で活躍している人の特徴は?
・ユーザーファーストで、 プロダクトがユーザーにとってあるべき姿か、価値を提供できているかを考え抜いている人
・意思を持ってやりたい事を発信し、周囲を巻き込んでプロジェクトを進めることができる人
・日々環境が変わり新しいことが起こるので、スピード感を持って新しいことに順応できる人

6. 社員同士の仲は良い?
・平均年齢が30代前半なのもあって、若めの人が多く仲は良い
・16新卒は全体で30人ちょいで、今でも集まって飲んだりしてます(企画:10人, 営業:10人, 開発:15人くらい)
・社内サークルも活発で、僕は麻雀部(部長)・社会科見学部に所属しています

7. LINE に新卒入社するメリットは?
・自分の企画を通じて、身近な人から日本中の人たちの生活に影響を与えることができること
・優秀な中途社員が多いので、いろんな人からスキルや経験の良いとこ取りができること
・扱っているサービスの領域が広く、社内異動も活発なので1つの会社の中でキャリアアップをする事も可能なこと

ファーストキャリアで選ぶ会社に求めた方がよい事については、弊社の最強人事である青田さんが書いたノートにもめちゃくちゃ良い感じにまとまっているので、ぜひこちらも参考にして欲しい。

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4. ビジネスプラットフォームの  Product Manager として3年間働いてみて

 入社式で配属が発表された時は、嬉しさより驚きが勝っていた。学生時代にゲーム会社でずっと働いていたので、自分は社会人になってからもゲームを作るもんだと思いこんでいたからである。

 しかしながら、LINE で3年間ビジネスプロダクトの企画を経験した今、後悔の念は全くない。僕が ES に書いていた プラットフォームを活用して多くの人に良い影響を与えたい という内容、当時はそれを叶えられるのはゲームしかないと思っていたけれども、別にゲーム以外でも実現できることだったのだ。

 LINE でビジネスプラットフォームを作ることで、ユーザーと企業の距離を縮め、多くの人に新しい体験やサービスを伝えることが出来ているとおもう。

 企画者として多くの人たちを巻き込んで、最高のプロダクトを作り続けながら世の中に送り出していくことは、たまーに大変だけれど、めちゃくちゃ面白くて、やり甲斐があって、ワクワクする仕事なのだ。

 配属後しばらく経ってから飲み会で人事に言われた、「学生の時にやりたいことって、その時点で知っている狭い世界の中からしか選べなくて、須藤くんには LINE で新たな可能性を広げてほしいと思った」という言葉はすごく印象に残っていて、今ではとても感謝している。

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5. 可能性を広げつづけること

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 本人は気づけていない場合がほとんどだけれど、学生の頃に思い描いている社会はとても狭くて、世の中には知らないから選べない選択肢が無限に散らばっている。高校生の頃に思い描いていた大学生活と、実際の生活が大きく異なるように、世界が広がるにつれて、やりたい事は変わってくる可能性があるのだ。

 そういう意味では、メッセンジャー・広告・金融・人材・AI・ゲーム・音楽・マンガ... などの幅広いサービスを内包している LINE 株式会社は、無限の可能性がある環境だと思う。

 このめちゃくちゃ大きなプラットフォームを活用して、自分の可能性を広げながら、ものづくりをする楽しさを多くの人に味わってもらいたい。

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 そんな弊社の2022年新卒採用の締切が近づいているとのこと。ぜひともたくさんの方にお会いできることを楽しみにしています。


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