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はらぺこあおむしの「ひも通し」──写真で知ろう!小規模保育【おもちゃ】

フェアリーキッズ 五月が丘北(大阪府吹田市)

エリック・カールの代表作『はらぺこあおむし』を題材にした「ひも通し」。手づくりのおもちゃが室内に一つ加わるだけで、遊びがいくつも発展していきました。

【材料】フェルト30cm四方×2枚(赤、青、緑、黄緑、鶯、オレンジ、ピンク、茶色、白)/ひも1本

■ ねらいと配慮

日常的に「手先を使った遊び」ができるおもちゃを作ってあげたい、と考えていました。せっかくなら何か、子どもたちが興味を持ちやすいものを再現しよう……と思いついたのが、みんなが好きな『はらぺこあおむし』です。

読み聞かせや歌(※)で親しんでいる「りんご」「なし」「すもも」などがおもちゃとしてあれば、他の遊びにも発展させられるかもしれない。そう考えて、保育に入らない職員で手分けをし、ひものついた「あおむし」と、絵本に出てくる15個の食べものを作りました。

(※参考:はらぺこあおむし(新沢としひこ & 山野さと子 ver.)|アスク・ミュージック公式チャンネル)

■ 振り返り

初めて子どもたちに見せたときは、「わあ!あおむしや!」とみんな興味津々。一つひとつの食べものを「これ何かな?」と手に取っていました。

シーンとしては、午前の活動を室内で行うとき机の上に置いてみたり、夕方のおもちゃ遊びの時間に他のアイテムと一緒に出したりして楽しんでいます。歌を一緒に歌いながら、みんなでひもに通していくと盛り上がったこともありました。

最初は2歳児さんを中心に使うことを想定していましたが、他にもいろんな場面で使えます。0歳児さんも、保育者が「あむあむ〜」などと声にしながらあおむしを通すと反応を示してくれたり、おままごとなど他の遊びでも楽しんだりしてくれています。

フェアリーキッズ五月が丘北園 紐通し全体

■ 「小規模保育」としての視点

おもちゃによっては「園に1つしかない」ために、活動のなかで使いづらいことがあるかと思います。このひも通しも実際1つしか作っていないのですが、他の普通のひも通しも混ぜながらだと、順番を待ちながら全員でゆったりと遊ぶことができました。

数の少ないものでも迷わず子どもに提供できる点として、改めて小規模の良さを感じました。


【園情報】
フェアリーキッズ 五月が丘北(株式会社リンクス)
http://merryland24h.jp/fairykids_satsukigaokakita/
大阪府吹田市五月が丘北3-15-102
定員12名
小規模保育事業A型・管理者設置あり


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