OFUSE Experiment は旅先で出会う「私たち」に発生する実験

OFUSE Experiment という1年お布施で生きてみる実験活動をしている。お布施で生きる過程で生じた気付きや結果をまとめる本を作って、実験を終了する予定だ。

「実験をします」

科学的手続きを踏んだ実験というよりも、「日々試行錯誤する表現活動」という感覚でやっている。

「これをするとどうなるのだろう」という好奇心に従い、やってみる。今のところ続いているから、まだ続けても大丈夫なのだろう。

実験をする人と関与する人

実験を開始した7月7日から、150日以上が経ち、感覚も変わり続けている。私は「実験をしている」と思ってきたのだけど、ここ最近は「実験をさせてもらっている」と思うことが多い。その両方は矛盾しない。

お布施の実験は、私がお布施することと、私がお布施を受けることによって成り立っている。多くの人に食べ物、飲み物、泊まる場所、優しい言葉などをいただき続ける以上、もはや私が実験しているというよりも、皆さんに実験していただいていると思うようになってきた。

そうなると、実験は三浦祥敬に独立して帰属するものではない。私が一つの縁を引き受けながらも、実験が起こるのは人と人との間において、なのだと思った。

実験の気付きを本にしていくフェーズでは、過去、お布施をしてくれた方々と対話をしながら、それぞれのストーリーを拾っていくのも楽しそうだ。

お布施で生きてみても何もわからないかもしれないし、逆に何かわかるかもしれない。ただ、結果も大事だけど、プロセスの一つ一つの経験が、そもそも大事で、何よりも関わりが生まれる方々とのダンスを楽しんでいきたいと思う。

頂いたサポートは、生活と創作(本執筆)のために、ありがたく使わせて頂きます!