【内容だだ漏れ本づくり】からあげ本の内容は、出版前も出版後も公開を前提に制作していきます。
2022年2月になって、ようやくカラアゲ本を書く縁が調ってきたように思います。ポツポツと文章を書き始めました。その文章はいったん本の素材にするためにNoteのマガジンに蓄積していってみることにしています。(中途半端な文章も多くなると思うので、まずは見たい人だけに公開しようと思い、買い切り100円のマガジンにしています。)
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さて、この本の制作ですが、内容をダダ漏れにしていくため、別にお金を払わずとも内容が見れてしまいます。今は素材の公開という状態ですが、後々素材は整形して、印刷前の原稿の状態にしていきます。それも公開します。
ちゃんと、読んで発見が生まれる作品にしたいと思っていますし、しっかりとお金を頂いても遜色ないものを作ります。ただ、この本の制作自体、私はOFUSEの実験として捉えていまして、読んでもらうのにお金がかからない、いわゆる無料のものだからクオリティはほどほどでよいというわけではなく、クオリティを高めて、その上で手放すことができたらと思っています。
以前、「トランジション本」を書きました。この時、本を書くことが初めての作業だったこともあり、書くのにはそれなりの時間がかかりました。結果的に1年くらいかかっています。
今回も手間・暇をかけて、制作します。前と比べると文章を書くスピードは上がりましたが、基本的に思考がスローな人間なので、文章が出てくるのには時間がかかります。
こういう手間・暇をかけて、さらに時間がかかったものをお布施すると、どういう感覚になるんだろうか?ということが楽しみです。あれこれをかけてきたから執着して手放すことに痛みが発生するのか、それとも気持ちよく巡っていくのか。やってみないとわからないので、やります。
開示への抵抗の無さ
さて、今回書きたいと思ったのは、「本をOFUSEするということを前提にすると、内容を開示するのが怖くない」ということについて書こうと思います。
私の場合ですが、商品として出すものの内容を全公開してしまうのには、結構な心理的なハードルを感じます。
今でこそ、書籍が期間限定で無料で公開されることなどはマーケティングの施策の一つとして認識されるようになりました。ただ、ずーーっと公開されている状態というのは珍しいと思います。本を買う意味がなくなってしまいますからね...。
でも、今回の本の制作では、途中の段階を開示します。そして、本を出版した後にも内容を開示し続けるようにしたいと思います。それは、前述のように、本の内容に価値がないと思っているから無料なのではなく、価値があるけれど、OFUSEをし続けるという行為に身を置くためです。
そうなると、本を実際に手に取っていただくということは、本の内容を知るためではなくなります。本が手元にやってくることによって、その本をOFUSEするというアクションが可能になります。URLで共有するよりも、実際の物を渡すという行為は力を持ちます。情報社会だからこそ、あえて具体的な物をデザインしてみたいと思っています。
ちなみに、本を作る際に、デザイナー、ドローイング(イラスト作成)、編集の方々など、しっかりプロの方に関わってもらえるように、面白いものを書きたい!そして、その方々にはしっかりとお金をお支払いしたいと思っています。
OFUSEをベースにしながらも、貨幣経済を完全に否定しません。関わりが生まれる人に、貨幣的な豊かさも、非貨幣的な豊かさも、届けることができたら最高です。からあげ道の周りには、いろんな商業が生まれても、いいんだ〜。
からあげ道と周りに生まれる商業については過去にこんな記事を書きました。
いろんなものが湧いてくるためには、まず自分自身が流れが湧き出す震源地になること。楽しみます!
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からあげ本制作のための素材置き場
2022年〜23年、からあげ本を執筆します。生活と制作の費用は、お布施を頂いて賄い、最終的に完成した本は欲しい方にお金を頂かずにお布施しま…
頂いたサポートは、生活と創作(本執筆)のために、ありがたく使わせて頂きます!