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【詩】 つかのまの安堵を求めて

「戻ってきた」と彼は言う。
 
   けれども、以前のそこはもう違う場所。
 
「帰ってきた」と彼は言う。
   けれども、それは「行く」という一方通行。
 
   戻ることも、帰ることもできず、
   ただ、流れていくことしか、
 
   できない。
 
  「戻したい」と彼は言う。
    けれども時は戻らない。
 
「帰りたい」と彼は言う。
   けれども、それは「行きたい」という
   一方通行への意思表示。
 
   戻ることも、帰ることも、
   はじめからできないのだから、
 
   そんな気持ちをたずさえて、
   ただ歩み続けるしか、ないのだ。

おはようございます。
詩を毎日書くことに慣れてきました。
なんで詩が自分から出てくるのか、
よくわかっていませんが、
出てくる間は、続けていこうと思います。

皆さんの1日も素敵なものとなりますように。


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