通信制美大、初めての直接対面授業。

画像1 ようやく行くことができました。通信制美大での直接対面授業です。60代半ばを過ぎて入学した美大、通信制ですが対面スクーリングもあります。本校(京都)での受講は初めて、東京校での受講は、申し込んだ講座がコロナ対応でリモートに変更になってしまいました。ですので先生・同級生と会えるのは今回が初めてです。
画像2 受講したのは「京都の文芸」との講座です。歴史文化コース・文芸コース主体の講座のようで、芸術学コース所属の私には直接必要な科目ではないのですが、折角京都に本拠を置く大学に在学していますので、”京都”に関しても学んでみたいと思っています。1日目は本校にて概略、2日目午前中は街中に繰り出します。最初は「日向大明神」と言う神社。
画像3 地下鉄蹴上駅に現地集合、先生を含めた30人で廻ります。急な坂道を登った先にある、こじんまりとした素朴な神社でした。「気持ちメモ」「五感メモ」、歩きながら思ったこと感じたことを簡単にメモしながら歩きます。結構集中も必要。
画像4 明治時代に造られた琵琶湖疎水からのインクライン線路跡を辿って移動します。近代物流の始まりです。京都にはこんな近代化遺産も多いですね。古の首都であったと同時に、時代に敏感な進取精神に満ちた都市でもあったのです。
画像5 目的地2か所目は「平安神宮」です。ゆっくり歩いて25分ほどでしたでしょうか? 京セラ美術館、国立近代美術館前も通ります。訪れてみたい場所ですが、授業と別の機会を作らないと無理ですね。1日目も2日目も、昼間は全く時間が取れません。
画像6 明治時代に造られた、京都で(主な史跡では)1番新しい神社です。平安遷都1100年を記念して、第50代桓武天皇を祀って創祀されました。古都史跡的な感慨には綺麗過ぎますが、モスグリーンと少し醒めた朱色の対比は美しい建物です。
画像7 苑内にある「神苑」は谷崎潤一郎の「細雪」の中で描かれています。その道を辿ります。今回の授業では参考図書が列挙され、「最低1冊」を読むことが義務付けられています。「細雪」「古都」「檸檬」は読み切り、「金閣寺」「陰陽師」「虞美人草」「夜は短し歩けよ乙女」は途中まで。半分は昔読んだ本、昔の文庫は字が小さ過ぎて「金閣寺」は新しく買い直しました。いずれも京都を舞台とした作品です。
画像8 平安神宮で一旦自由解散、各自自力で校舎に戻って、午後は教室です。「授業で学んだことをもとに、作品を作ってみましょう。」とのことで、エッセイか小説(時間の関係で構想のみ)を書くことになります。歩きながら取ったメモを繋げて。文芸コースの方は小説にも挑戦するようですが、さすがにそこまでは無理、エッセイを書いてみました。苦労して( ´艸`)。写真は神苑茶店で食べた抹茶餡蜜。授業をこなすので精一杯で、参加者の方々とほとんどお話しできなかったのは残念でした。来月また別の講座を京都で受けます。

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