値段で保険を選んだ人の末路(実話)
保険が必要なのはどんな人?答えは簡単でお金のない人。
先月頭に嫁実家で嫁母が亡くなりましたが、
本当に葬式代なしである。一旦は立替えてもらい県民共済の微々たる死亡保険金で返済して終了である。結局墓は買えずじまい。
同じ月の月末であるが今度は嫁父が入院となる。
血栓詰まりの脳梗塞であるが、県民共済しかないので入院日額2,000円✕日数分しかでないであろう。これが通常の民間の保険で三大疾病特約を付けていればもっと大きな金額をもらえるし、通院も出るのが今どきは一般的であるがそんな保障はないのである。
私は保険屋であるが普通の保険屋とは真逆で、相談されない限りこちらから友人知人に勧めることは一切しない。そんなに暇ではないし商売人がよくやる「お友達に」という理論が大嫌い。変な人を信用しても困るのは私ではないのでお好きにどうぞという理論。
ということでただ毎月の保険料が安いというだけで選んだ県民共済であろう、毎月4,000円何十年も払うなら墓が買えてた保険商品は山程あったなとは思うが私は知らん。そして今回の入院でももらえるものは雀の涙。
挙げ句に県民共済の保障は85歳までである。物故者の嫁母は84歳なので死亡保険はぎりぎりもらえました、嫁父も同じ歳なので今回はもらえるが死亡保険金はどうなのであろう?
県民共済に関しては来年85歳でもう満期、保障は全て終了で満期金や返戻金もありません。その年令で新たに入れるものも当然ない。そして冒頭に戻りますが、保険が必要なのはどんな人?答えは簡単でお金のない人。
県民共済で安いと思っていて何十年も掛け捨て続けて肝心なところで保障はおしまい、結果墓も買えやしない。
ああ無情。
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