営業マンな馳浩

営業は再現性がないので教えるのが難しいとよく言われる。私の出身であるAIU損害保険の研修センターというところもひどいもので何もノウハウがなかった。保険の座学だけでなにもなし、そのくせ会社全体や管理職が体育系で生意気で本当の時間の無駄。

この体育会系というのが厄介でただのハラスメントでしか無く時には人の人生までも狂わすことがあるわけです。そのゴリゴリ体育会系に一風変わった人が居るとどうなるか。

石川県知事の馳浩は変わった経歴の人である。レスリングオリンピック代表→星稜高校国語教師→新日本プロレスプロレスラー→参議院議員→衆議院議員→文部科学大臣→石川県知事となんかすごいのである。

政治家のことはあまり興味が無いのだが、プロレス時代のことで蝶野正洋や武藤敬司と同世代である彼が道場で若手をトレーニングした時の話が非常に興味深い。

蝶野正洋や武藤敬司らは科学的なことやメンタル的なことはなく、上の世代からの伝統という根性論やいわゆるシゴキしか出来ない中、学校の教師でもあった馳は別次元の教え方をしたそうである。

あまりの違いに蝶野は出る幕がなくなったと何かで話していたがそうであろう、営業が再現できないとかいうマネージャー類もそんな感じで結局まともに教えられないから根性論やシゴキとかになるのである。

営業なんか数をこなしたり苦手なことをしても無駄。営業のセミナーなんかを受けても大半はその営業マンの武勇伝でだから再現性もない。これだけ売りました→飛び込みで。みたいなオチでがっかりなんていうことは普通の出来事。

そもそも断られる客に営業に行くほうが間違っている、と教えてくれた人がいたので私は救われましたが、未だに保険屋は何件行けの何回でも行けのとパワハラ根性論。

根性で売れるほど現実は甘くないですね、保険屋にもまともに教えてくれる人がいればねー。

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