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柔道をやっていて良かった!~とっさに出た前受身~

 「先生、この肘見てよ。」
 水色帯(10級)に昇級したばかりのお子さんが、嬉しそうに擦りむけた肘を見せてくれました。
 「この前、遊んでいて転んだんだ。でも、気づいたら前受身をとっていたんだよ。肘は擦りむいたけど、顔を打ったり、腕の骨折とかはなかったんだ。柔道をやっていて本当に良かった!」
 そう言って柔道衣に着替え、この日も楽しそうに柔道をしていました。

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 実は約2ヶ月前の昇級試験では、うまくできなかった受身が何種類かありました。1度は昇級試験に落ち、ちょっとだけ落ち込んでいたようです。でも、彼は「水色帯になりたい!水色帯をお母さん、家族に見せたい!」という一心で練習を続けました。そして、自ら再試験を志願し、見事合格したのです。この時、受身の練習を重ねた経験が、今回の怪我防止に繫がったのかもしれません。水色帯になれ、怪我も防止でき、一石二鳥でしたね。


 もちろん、受身は万能ではありません。受身ができても怪我をする時はします。ただ、柔道場内だけでなく、日常生活内における大怪我のリスクは減るはずです。これからも受身の練習をしっかりと続け、より安全性を高めていきたいと思います。

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