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100人の中高生が柔道を学んでいたら、100通りの目標があるはず

 「『強く優しい子に育ってほしい』『でも続けられるか不安』そんなあなたに朗報です。咲柔館なら、お子さまのペースで柔道を楽しむうちに、自然と成長していけます。年代の幅広い咲柔館だからこそできる、世代を越えた交流も魅力のひとつです。お子さまの趣味として、柔道を始めてはいかがでしょうか。」

 実はこの文章、咲柔館に通う高校生が自主的に書いてくれた道場の宣伝文なんです。咲柔館の特徴をよく理解しており、文章もうまい。彼の文才は本当に素晴らしいです。ちなみにすでに、ある広告の中で使用されています。 
 咲柔館に通う中学生・高校生の中には、柔道以外の様々な分野にも力を注ぎ、才能と可能性を伸ばし続けている学生さんが沢山いらっしゃいます。

 例えば、ある男子高校生は学校の部活動で剣道に励み、柔道・剣道の両方で「初段」の取得を目指しています。また、生徒会活動に尽力している男子高校生や手芸部での活動を楽しんでいる女子高校生、高校でバンドの練習を終えた後にギターと柔道衣を担いで道場に来る女子高校生もいらっしゃいます。
 中学生も負けていません。ある女子中学生は、英語がとても得意で、現在は英検2級の合格に向けて勉強に励んでいます。また、ある男子中学生は特撮映画の知識が専門家なみで、休憩時間中に特撮映画好きの大人の塾生様と怪獣談議に花を咲かせています。先日の昇級・昇段審査会では、私からの「特撮映画の監督になってつもりで試合を撮影して!」というお願いに応え、見事なカメラワークで試合を撮影してくれました。
 10代の「秘めた才能」と「エネルギー」は本当に素晴らしいですね。

 さて、私の学生生活はというと、高校時代は「柔道一直線」という感じでした。一つの道を追究したことで得られた知識や技術、そして教訓や哲学は、今でも私にとって大きな財産です。ただ、色々な分野に興味を持ち、様々なことに挑戦する学生生活も大いに素晴らしいと思っています。私の場合、中学校時代がそうでした。中学校に柔道部がなかったので、部活動は科学部。週3回町道場に通い、週5回科学部で研究や実験をし、週2回学習塾に通っていました。忙しさを感じる時もたまにありましたが、文武両面に力を注いだことにより、自分自身の色々な可能性を伸ばすことができたと思っています。

 「100人の子どもが柔道を学んでいたら、100通りの目標があるはず」。これは、今年受講した全柔連の指導者資格更新講習会の中で最も印象に残った言葉です。全国大会出場や日本一を目指し、青春の全てを柔道に賭ける中高生も素晴らしい。そして、色々なことに興味を持ちながら、その1つとして柔道を楽しむ中高生も素晴らしい。学生さんたちそれぞれの「柔道の取り組み方」があって良いはずです。
 咲柔館は、学校に柔道部がない学生さんたち、趣味として気軽に柔道を楽しみたい学生さんたちの受け皿として今後も活動を続けていきたいと思います。学生さんたちの5年後、10年後がとても楽しみです。

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館


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