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嘉納師範は子どもたちのヒーロー

 私は小学生の頃、チラシの裏や自由帳に絵を描くのが大好きでした。自分で考えたヒーローや怪獣を描くのが楽しくて、時間が経つのを忘れて夢中になっていたのを覚えています。
 咲柔館に通うお子さんの中にも、絵を描くのが好きなお子さんがいます。先日、あるお子さんが嬉しそうに柔道ノートを見せにきました。表紙を開いてみると、なんとそこには嘉納治五郎師範のイラストが貼ってあったのです。彼女が描いた若かりし頃の嘉納師範の表情は自信に満ちあふれており、とても堂々としています。お家で嘉納師範の本を見ながら、一所懸命描いたそうです。嘉納師範もきっと喜ばれていることでしょう。


 先月、「嘉納師範遺訓」の暗誦を行ったことで、お子さんたちの嘉納師範に対する憧れがより強くなったように感じます。「いじめられっ子だった」「体が大きくはなかった」「勉強がすごくできた」「東京オリンピックを開くため世界中を回った」、そして「自分たちがやっている柔道を作った」。嘉納師範はお子さんたちにとって、すごく遠くて、でもとても身近なヒーローです。これからも嘉納師範の言葉、考え方、生き方から、人生のヒントをつかんでほしいと思います。

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