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目指せ、夢の黒帯!昇級・昇段審査会に行ってきました

 「1級(茶帯)、初段(黒帯)に挑戦したい!」という塾生様が少しずつ増えてきました。来年の受験に向けて、まずは私が昇級・昇段審査会の視察(審判を含む)に行ってきました(12月4日(日)・栃木県南体育館)。今回、咲柔館の塾生様は受験していませんが、この日審査会に来られた方は、2級・1級・初段を合わせてのべ40名です。小学生、中学生が中心でしたが、中には大人になってから柔道を始められた方もいらっしゃいました。栃木県の各級・初段の審査内容は以下の通りです。

【審査内容】
〈2級〉※小学4年生以上
・受身(後受身・横受身・前受身・前回り受身)
・礼法(立礼・座礼)

〈1級〉※小学5年生以上
・試合において2点以上 ※勝ち…1点/引き分け…0点
・投の形(手技)

〈初段〉※中学2年生以上
・試合において6点以上 ※勝ち…1点/引き分け…0.5点
・投の形(手技・腰技・足技)

※試合は、国際柔道連盟試合審判規定の少年大会特別規定で行われ、試合時間は3分です。絞技・関節技はありません。試合はリーグ戦(総当たり)で行われます。

 受験された皆さんは、緊張感を持って礼法や受身の審査に臨み、一所懸命に試合をされていました。特に試合は想像以上に白熱しており、皆さんの柔道に対する真剣さ、昇級・昇段したいという熱意がこちらにも伝わってきました。参加された方の中には、5回も初段の審査会に参加してコツコツとポイントをため続け、今回やっと黒帯になれた中学生もいらっしゃいました。合格後、仲間たちに祝福されて嬉しそうに喜んでいる姿がとても微笑ましかったです。
 他にもこの審査会では「柔道っていいなあ」と思う場面が沢山ありました。今回昇段できなかったものの、全力を尽くして戦った後に「柔道って楽しいね」と言っていた中学生、お子さんが見守る中、懸命に試合をされていたお父さんなど、ひた向きに柔道に取り組む皆さんのお姿を拝見し、私も初心に返ることができました。 

 

 来年は、希望される方を対象に、しっかりと準備をした上で昇級・昇段審査会に臨みたいと思います。ただ、審査会に臨む上で大切にしたいことがあります。それは昇級・昇段はゴール、目的ではなく、あくまでも成長の「手段」であるということです。審査会に向けて一所懸命稽古をし、日頃から体調を整える。審査会当日は自分を信じて、今までやってきたことを出し切る。こういった経験を通して、柔道修行の目的である「己の完成」に近づくことが大切です。昇級・昇段で変わるのは帯の色だけではありません。そこを目指す過程で、色々な成長を感じることができると思います。 
 子どもクラス、中高生・大人クラス共に黒帯に憧れを抱いている塾生様は多くいらっしゃいます。中には、黒帯は「大きな夢」だと考えているお子さんや大人の方もいらっしゃるようです。小さい頃から夢を持つこと、そして何歳になっても夢を持つことは、人生を輝かせてくれます。黒帯に挑戦することで、皆さんの人生がより充実したものになってくれたら嬉しいです。
 柔道という道は長いです。一歩ずつ、ご自身のペースで黒帯を目指していきましょう。夢に向かって挑戦する皆さんを、しっかりとサポートしたいと思います。 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館 


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