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柔道衣への思い

 「お家の人に柔道衣のお礼を言おうね。」子どもクラスのお子さんや、中学生・高校生に新しい柔道衣をお渡しする時には必ずこう伝えています。多くのお子さんが「柔道衣ありがとう!」を言っているようです。
 ただ、例外もあります。先日、入塾したばかりのある中学生に同様のことを伝えると、少し困った表情をしていました。それもそのはず。訳を聞いてみると「実は、この柔道衣は、誕生日・クリスマスのお小遣いやお年玉を貯めたお金で買ったんです!」と教えてくれました。

 「柔道は自分がやりたかったんで!」と笑顔で話す中学生。それに比べ5歳から22歳(大学生)まで柔道衣は全て親に買ってもらい、しかもそれが当然と考えていた私。大学生の頃の私より、彼女はしっかりしているかもしれません。本当に立派な姿勢だと思います。
 柔道衣への思いに比例して、稽古の真剣さも素晴らしいです。「今日習った技は今日覚える」といった高い集中力で稽古に臨み、家では柔道経験者のお母様と復習をしているそうです。その努力のお陰で受身や技をどんどん身につけています。
 先日は、「嘉納治五郎師範のことがもっと知りたいです。」ということで、道場にある伝記漫画をお貸ししました。柔道の技だけでなく、心も学ぶ中学生。きっと、柔道衣の洗濯も自分でやっているのではないでしょうか。柔道の成長だけでなく、彼女のこれからの人生がとても楽しみです。

 柔道は中学生・高校生の心身を成長させるのに最適の武道です。咲柔館には、「学校に柔道部がない」「他の部活もやりたい」「塾にも通いたい」といった学生さんが在籍しており、自分のペースで道場に通っています。柔道にご興味のある方は、ぜひお気軽にご見学・体験にお越し下さい。柔道で人生の土台を築きましょう。

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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