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新しい柔道衣が届く度に思うこと

  新しい柔道衣が届く度に、とても嬉しくなります。私は入塾された方に柔道衣をお渡しする瞬間が大好きです。「この方(お子さん)は、柔道という道の第一歩を踏み出すんだなあ」そんなことを毎回思っています。刺繍入りの「マイ柔道衣」を着るのは、誰でも嬉しいもの。初めて着た時は、お子さんだけではなく大人の方も笑顔になります。「柔道家になった」という自覚が、心の中から湧き出てくるのかもしれませんね。



 柔道衣が届くことに喜びを感じるのには、もう1つ理由があります。それは、新しい柔道衣が1着届いたということは、「柔道家が1人増えた」ことを意味するからです。日本の柔道人口(全柔連個人登録者数)は、2021年の時点で約12万人。文武一道塾 咲柔館(しょうじゅうかん)がある栃木県は約2,600人です。柔道人口は、減りつつあるようですが、そんな中で、柔道をやったことがない方が柔道を始めたり、柔道から離れていた方が柔道を再開するきっかけを作れていることを嬉しく思います。

 

 「柔道をやってみたい」と思っている方のために、柔道衣の価格に関する情報を1つ。咲柔館で扱っている初心者用の柔道衣は、子ども用が約6,000円、中高生・大人用が約8,000円です(胸の刺繍入り・白帯付き)。もっと高い柔道衣もありますが、初めて柔道をする方には、この価格のものをお勧めしています。生地は丈夫で、開館当初から約2年間使われている方(大人クラス)の柔道衣もまだまだ稽古ができる状態です。柔道で使う道具は、柔道衣と帯だけ。柔道は、道具にあまりお金がかかりません。


 柔道衣は、子どもクラス、中高・大人クラス共に、丁寧にたたんで持ち帰るのが咲柔館のきまりです。「柔道衣の状態は、心の状態を表す」とまでは言いませんが、やはり柔道衣を大切にする気持ちは、必ず柔道に生きると思います。これからも初めて柔道衣に袖を通した時の気持ちを忘れずに、自分の柔道衣を大切にしましょう。


「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館


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