子どもの習い事として「柔道」が選ばれる理由~柔道で身につけられる3つのこと~
5月は多くのお子さんが新しい習い事を始める時期です。文武一道塾 咲柔館も4月末から現在にかけて、子どもクラスのお問い合わせが増えてきました。現在、お子さんに柔道を習わせようかご検討中の方もいらっしゃると思います。そこで今回は、「子どもが柔道を通して身につけられること」を3つに絞ってお伝えしますので、ご参考になさってください。
①受身が身につく
柔道では、まず初めに受身を覚えます。受身は、相手に投げられた際に頭や体を守るための技術です。これは道場に限らず、日常生活の中でも活きます。ある塾生のお子さん(小学生)は「ドッジボールやサッカーで転んだ時に、受身を取れたので怪我がなかった」と話していました。もちろん、受身は万能ではありませんが、転んだ時のリスクを減らすことができます。また、転んでも立ち上がる「七転び八起き」という「たくましさ」を養うことにもつながります。
②礼・挨拶の習慣が身につく
柔道の稽古では何回も「礼」をする場面があります。道場の出入り、稽古の開始と終了、相手と組み合う時など、1回の稽古で約20回から30回の礼を行っているでしょう。正しい礼法を意識して繰り返すうちに、自然と美しい礼が身につきます。こうして礼の「形」が整うことで、少しずつ相手に対する「心」も整っていくものです。
礼や挨拶の習慣は、人とつながる上で大切であり、一生の財産になります。柔道場の凜とした空気感、常に目の前に相手がいるという柔道の特性は、お子さんが礼や挨拶を身につける上で最適です。
③相手の心を想像する力が身につく
柔道は相手と組み合う武道です。組み合っていると、相手が攻めようとしているのか、守ろうとしているのか、自信があるのか、不安なのか、が伝わってきます。視覚、聴覚、触覚を通して、お互いの心を感じ取る経験は、現代においてとても重要です。お子さんには、スマホやパソコンを介したコミュニケーションよりも、人と人とが触れあう直接的なコミュニケーションを沢山体験してほしいと思います。
また、投げたり投げられたり、抑えたり抑えられたりすることを繰り返すことで、少しずつ相手の痛みも理解できるようになるはずです。柔道は「強さ」と同時に「優しさ」も育むことができます。
柔道は、体だけでなく心も鍛えることができる武道です。「元気がありあまっているお子さん」は、落ち着いていられる時間が徐々に増え、逆に「引っ込み思案なお子さん」は、少しずつ自分を表現できるようになっていきます。咲柔館は、柔道を通して「やさしくて、あたたかくて、芯のある子」を育てることを目標にしています。お子さんの習い事として柔道をお考えの方は、ぜひ1度道場までお越しください。
※次回コラムでは「咲柔館における柔道教育の特徴」をご紹介いたします。テーマは「『勝ち』以外の価値」です。
※文武一道塾 咲柔館 ホームページ
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