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 12月30日(金)は、道場の大掃除をしました。大掃除は嘉納師範のお写真をきれいに拭くことからスタート。その後、エアコンのフィルターのほこり取り、本棚の整理整頓、窓拭き、玄関掃除、トイレ掃除などを行い、最後は畳をきれいに拭きました。コロナ禍以降は、クイックルワイパーに除菌シートをつけて畳を拭いているのですが、やはり大掃除といえば雑巾がけですね。真っ白な新しい雑巾を固く絞り、1枚1枚心を込めて拭きました。シュッ、シュッと音をたてながら畳を拭くのは、とても気持ちが良いです。やはり、畳には雑巾がけがしっくりきます。今年1年間を振り返りながら、楽しく雑巾がけをすることができました。

 今年も沢山の方が咲柔館に来てくださいました。稽古に来てくださった塾生様、送迎をしてくださった保護者様、学びに、教えに、遊びに来てくださった皆様、全ての方々に心から感謝いたします。ありがとうございました。
 今年を振り返ってみると、この1年間で柔道のこと、咲柔館のことを考えなかった日は1日もありませんでした。朝起きると、まずその日の稽古や道場運営・経営のことを自然と考えています。道場が休みの日も頭の片隅にはいつも柔道、道場のことがあり、ドラマや映画を観ている時も「これは柔道に生きるのでは」と柔道に結びつけてしまいます。本当は、柔道のことを忘れる時間も大切だと分かってはいるんです。これでも前よりは、柔道から離れる時間を意識的に作れるようにはなりました。でも、やっぱり完全に「脱柔道思考」はできないようです。現に大晦日の今日もこうして道場のコラムを更新しています…。こんな自分に疲れてしまうこともありますが、自分の好きなことを仕事にできているというのは本当に幸せなことだと思います。
 柔道場を運営・経営する上で、苦手な仕事や気が進まない仕事も沢山ありました。心が折れそうになったことも1度や2度ではありません。でも、「柔道家をもっと増やしたい」「道場に来た方を笑顔にしたい」「こんなイベントをやってみたい」と夢を描くことで、そうした壁を乗り越えることができました。「年中夢求」で過ごしたこの1年間は、とても良い年だったと思います。

 来年も挑戦したいことが沢山あり、不安と期待が入り交じっていますが、まずは地に足をつけて1日1日の稽古、お一人おひとりの塾生様を大切にしてまいります。新年の稽古は1月5日(木)からスタートです。来年も道場でお会いするのを楽しみにしております。
 今年も大変お世話になり、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
 

 
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館


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