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僕がDJを始めた理由

先日イベント出演し共演者と話しているときに
「SHOJINがDJを始めたのは?」
的な質問をされ、その場で少し話してみたものの、ちょっと本人的に違和感が残ったので、この場を借りて思い出しながら綴っていこうと思います。
まあ、ぶっちゃけかなり過去の話なんで色々西暦とか誤差出てくると思いますが・・・・もちろん写真なんかも残ってないと思う・・・

DJ遍歴を語る前に・・・

まず!僕は名古屋出身・東京在住です。
今となってはご存知の方はかなり少ないと思うのですが、僕はダンスとカンフーと音楽(吹奏楽やクラシック)がベースになってるっす。
小学4年生(1982年)から吹奏楽部に所属し、クラシックなどに目覚めそのままバンドブームへ突入(その頃はユニコーンに夢中)。同時期に元気が出るテレビの伝説コーナー「ダンス甲子園」があったが、そこにはあんまりハマらなかった。ダンスは小学校5年くらいから独学でなんちゃって感まるだしで踊ってたかな!発表の場は小学校の「お楽しみ会」・・・
中学生でカンフーとBMXに興味を持ち高校受験と合わせて中国武術の教室へ!(これが結構人生の転機)ダンス甲子園はドンピシャでその頃なんで、あの頃カンフーしなくてダンスしてたらまた違った人生歩んでたかも!で、カンフーやってる人ってダンスも好きだったりして、やっぱりなんちゃって感丸出しで踊ってた!ただ週の4、5日はカンフーの練習だった気がする。そのおかげで結構良い成績でした。全国にも知り合い増えたし、いろんな価値観を学べたと思ってます。
カンフーの選手を結構早いタイミングで引退したけど(多分22.3歳ぐらい?)身体は動くし、なのでカンフーとダンスミックスしたスタイルをやっぱり「なんちゃって感」で創作して踊り始めて(ゆうてもテクノとかにカンフーの動きを入れた振り付けで踊ってみた感じ)なんやかんや活動してたらステージとかに呼んでもらえるようになって、で一応昔から音楽とダンスはやってたから、そのままストリートダンスへ転向してそのまま、大会出たり、スタジオやってみたり、イベントやってみたり、専門学校で先生やってみたり・・・(まあだいぶ途中省略したが)今に至るわけですね。

DJを始めるきっかけはダンスバトル

2000年頃からクラブや自分のスタジオを会場として大小のダンスコンテスト・バトルイベント・DJイベントを主催しました。
一番最初にやったイベントが「名古屋武踏会」。
この頃ダンサーSHOJINとしていろんな意味で目立ってた!
が、僕はクラブ育ちでは無かったから、DJとか全然知り合いいなくて・・・。なんなら急に名古屋で発生した異人種ダンサーだったから「地元民」扱いもされてなかった。当時って「ダンサー=クラブ常連者」感がめちゃくちゃあって、正直僕はそれが合わなかったのですね(友達少ないわけの一つ)。
話戻します
なんにせよイベントで「DJ」というポジションはとっても大事。だけど知り合い少ないし・・・まあ、なんとか若手のDJに助けてもらって・・・
そんな感じでなんとかこなしていくのですが、どうしてもバトルイベントがやりたくなって・・・でも名古屋に知り合いいないし・・・そんでもって当時ダンスバトルという事自体あまり名古屋になくって・・・

任せられる人がいない

イベントが無い時点でそれに精通している人自体もあまりいないわけで、でもイベントやりたいし!って事でね、僕がやるしか無いな!って
でDJ始めました!なので当初はバトル選曲と長めのバトルの時に曲繋ぐ程度のスキルで無理やりです。イベントの合間のサイファーっぽい時は、なんちゃってスクラッチで繋いで誤魔化してたっすwww

エンターテイナー的選曲

あ!そうそう!僕はすげースクラッチ上手い人とか居るじゃないですか!それにはあまり憧れなかったんです。だってね、きっかけは「音出し要員」だったし何より自分が踊る方が良かったしね。

そんなこんなでDJ活動始めると、ダンサーとしてのネームバリューなのか色々出演のお話いただけるようになりました。当時から「選曲」が独特って言われてましたね。そりゃそうでしょ!クラブ通って最新の曲浴びてって感じの人じゃないんだもん!ダンサーとしてコンテストで勝つために重要な「曲選び」。他のチームと被るなんて超NGだし、なんなら審査員でさえ知らない曲とダンスも含めた構成で作品っ作って行くわけです。当時2時間ぐらいの劇場公演なんかも行ってたから、その曲数だったりジャンルだったり、色々万歳だし奇天烈だし、故にクラブ初心者系の人には「楽しい」とか「良かった」とかいっていただけてたけど、常連さんや土着系の人たちには「黒くない」とか「テレビみたい」って言われ、受け入れてもらえる感じではなかった。ので名古屋では主催イベントのみで活動することにどんどんシフトしていきましたね。名古屋が良い悪いではなく、その土地の空気感って色々あるので致し方ないことだと思います。

選曲の遍歴

よく選曲に関しても質問されるので、この機会に!結構とらの巻っぽいけど、こういうのは「感性」だし、感性は日々磨かれていくのでどんどん変化し完成せることはないので、これを読んだ人に何か参考になれば

DJ始めた頃はショーを作る時用に集めた曲や編集時のアクセント用に探したネタ系の曲、自分の趣味の曲、ラジオ聞いてて良いなーって思った曲、中古CD店で買ったCD音源(ちなみに1枚二百円ぐらいのやつが多かった)でプレイしてました。当時は収入の半分は音源集めしてたと思う。自宅はちょっとしたCD屋さんみたいな壁だった。もちろん視聴はできないので全部ジャケ買いでジャンルめちゃくちゃでしたwww
そして雑誌やインターネットの情報やレコードプールに所属し新譜情報をゲットしたりして情報や音源収集。短い期間ではあったけどラジオでMC&DJしてたんで、その時の繋がりもかなり役立った。そして

DANCE TO THE MUSIC

まさにこれ!ダンスは音楽と共に!ダンスの歴史を学ぶことはそのダンスと共に歩んでいる音楽を学ぶこと。なのでおそらく普通にDJやりたくってDJをしている人よりも「踊れる曲」を肌で感じること→ダンスを通して得られた僕の「感性」だとおもう。
そしてダンスを通して学べた「リスペクト」。
なぜその曲を今流すのか?その答えの根っこには「リスペクト」。
僕が共演者の作品を優先的にプレイに混ぜる理由でもあります。

選曲・前準備の際に

箇条書きですが、僕的に大事なポイントです
上から重要視・重要度高いです。

①主催者の意向をどのように汲み取るか?
②共演者の作品チェック
③共演者についているお客様ってどんな感じかな?
④当日のタイムテーブル(出演順と時間帯)
⑤イベント開催日前後の社会情勢(季節なども含め

これらのポイントを考慮し、自分の出番まで、出番後のフロアー・会場の雰囲気を想像・予想して大まかに選曲し、ある程度の順番をイメージし現場で調整してます。

一番大事なのは
自分がかけたい曲じゃなくて、
お客様が聞きたいんだろうなーって曲と、
お客さんが初めて聞いたけど良いなーって思ってもらえそうな曲

を提供すること。
そしてお客さんはいつも一緒じゃないってこと。

まだ見えない未来を予想して準備して、現場に望む

だから毎回緊張してビクビクしてますね!

最後に

僕がDJをはじめた理由ってことだったんですけど、ちょっと話ずれたかな?
でもなんかいい感じでまとまったので、まあ、ヨシ!

ぜひ感想・コメント・ご質問ください。

ダンサーとしてのことは友人が記事に揚げてくれているのでそちらを!
https://note.com/ucdaft/n/n2e1a43ccc18c



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