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令和5年第2回大田区議会定例会最終日 男女平等推進センター条例改正案への討論 複合施設内への移転にあたり注文をつける

#令和5年第2回大田区議会定例会 の最終日、6月26日(月)に会派「#立憲民主党大田区議団」を代表して行いました、「#大田区立男女平等推進センター条例の一部を改正する条例」 に対する本会議討論の動画が、YouTube「#大田区議会チャンネル」にアップされましたので、ぜひご覧ください(↓)
https://www.youtube.com/watch?v=Re9HeWZKhLc

29分06秒〜35分04秒が私の討論部分になります。
本会議での討論(賛成・反対を表明し、理由などを述べること)は必須ではありませんが、私は、政策形成過程を区民の皆さんに伝えるため、できるだけ行うようにしています。
今回は「賛成」討論ですが、#大田区立男女平等推進センター「#エセナおおた」が #入新井第一小学校 改築による #大森北四丁目複合施設 内に移転することは既定路線ですので、そのことに反対するのではなく、討論の中で注文をつけるのがねらいです。

以下に、私の討論の全文を掲載します。

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 立憲民主党大田区議団 庄嶋孝広です。ただいま上程されました、「第36号議案 大田区立男女平等推進センター条例の一部を改正する条例」について、会派を代表して、「賛成」の立場で討論いたします。

 わが会派は、前期より、区民の大切な財産である区施設、とりわけ、区が進めている区施設の複合化に関連する条例案は重要案件と位置づけ、本会議でも討論を行ってきました。
 本議案も、大田区立男女平等推進センター「エセナおおた」が、現在地から、隣接地の入新井第一小学校改築による大森北四丁目複合施設の5・6階に移転することに伴う改正です。所管する施設とその使用料を定め、また、管理に必要な規定を整備する内容となっています。

 現施設と新施設を比較すると、現施設にある和室、工房、調理室、音楽室は、新施設には含まれていません。
 このことについて、総務財政委員会での質疑では、和室については、新施設の学習室に畳を敷くことで近い設(しつら)えができること、工房と調理室については、複合施設内の区民活動施設の多目的室(小)が近い設(しつら)えであること、音楽室については、やはり区民活動施設に音楽スタジオがあることなどで、総じて同種の活動ができるとの理事者答弁がありました。
 令和4年10月14日の総務財政委員会で事務報告された、大田区立男女平等推進センター(エセナおおた)の指定管理者モニタリング結果(総合評価)を確認したところ、コロナ禍以前の令和元年度実績でも、調理室の利用率は29.4%と、学習室、多目的ホールなど他の室場が60%前後から90%前後の利用率であったのに対して低さが目立ちました。工房についても、指定管理者に確認したところ、演劇の練習など、工作や美術などとは異なる利用も多いとのことでした。
 また、学習室は、現施設には、29㎡から37㎡の部屋が第一、第二、第三と3室ありますが、新施設では、ほぼ同規模の27㎡から35㎡の部屋が第1学習室をAからEに小分けする形で5室あり、加えて、少し大きめの64㎡の第2学習室があり、現在より使用できる枠が増えることになります。現施設の多目的ホールも、新施設では多目的ルームとなりますが、同規模の約190㎡が確保されます。
 このように、従来の「エセナおおた」の利用状況を踏まえると、複合施設全体としては、必要な室場は確保されていると考えます。

 一方、使用料が、学習室で約1.5~2倍、多目的ルームにいたっては約3~4倍となるのは、気になるところです。新築であることや建設にかかる経費が高騰していることが理由との答弁がありましたが、現在の利用者にとっては、急激な使用料の上昇となり、活動機会を損ねることがないか懸念するところです。
 もっとも、「エセナおおた」の使用料が、他の集会施設に比べて格段に低額であったのも事実で、それは昭和52年、1977年に建てられ、築46年と老朽化しているのが理由であったといえます。指定管理者モニタリング結果でも、利用者アンケートの要望意見の中で、施設・設備の古さに関するものも目立ちます。
 使用料は低額であるに越したことはありませんが、新たな使用料は、他の集会施設と同等とするものであり、妥当と考えます。そのうえで、使用料が上がることに伴う利用者からの相談については、丁寧な対応を求めます。

 以上のことから、本議案には「賛成」しますが、この際、男女平等推進センターが、単独施設である現施設から複合施設内の新施設に変わることに関連して、要望をしておきます。
 現在の「エセナおおた」の事業の大きな特徴の一つが、展示事業です。男女共同参画、ジェンダー平等について、無意識の偏見、アンコンシャス・バイアスが生きづらさにつながっていることを気づかせる展示などを行っています。
 現在は、「エセナおおた」1階展示コーナーで開催していますが、大森北四丁目複合施設では5・6階に入ります。新施設にも展示に使えるスペースはあると伺っていますが、エントランスを入ってすぐの現施設とは異なり、上の階まで上がる必要があります。
 令和4年第4回定例会において、私は、大田区大森北四丁目複合施設条例についての本会議討論に際しても述べましたが、大森北四丁目複合施設の1階エントランス付近には、施設全体の総合案内、交流スペースと合わせて、複合施設内の各施設に誘導する役割ももった展示スペースを設けることを提案します。5・6階の男女平等推進センターで行われている展示をお知らせする、あるいは、その一部を展示するなど、様々な人が訪れる複合施設のメリットを生かして、男女平等推進センターに立ち寄ってもらう仕掛けがあるとよいと考えます。
 現在、大森北四丁目複合施設及び大森北区民活動施設の指定管理者の募集が進行中ですが、その募集要項や業務仕様書を見ると、「男女平等推進センターについては、別途指定管理者を募集する」とあります。複合施設全体の指定管理者と男女平等推進センターの指定管理者の連携で、男女平等推進センターの機能が現施設以上に充実して発揮されることを期待し、立憲民主党大田区議団の賛成討論といたします。

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#多様性と人権
#チクメン #一所懸命 #とことん現場主義
#あなたと共に政策実現
#大田区議会議員 #庄嶋たかひろ #庄嶋孝広

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