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11/1(水) 「みらい学園中等部」を会派視察 不登校を経験した生徒の学びの多様化学校 少人数教育、カリキュラムなどに特色

11月1日(水)午前、池上にある大田区立まなびの多様化学校分教室「#みらい学園中等部」を会派「#立憲民主党大田区議団」で視察しました👀 
もっと早く訪れたかったのですが、ようやく実現できました。

従来、#不登校特例校 と呼ばれていましたが、今年8月31日付で「#学びの多様化学校」とするとの文部科学省からの通知が出て、大田区でも名称が変わりました。
もともと、23区初の公立の #不登校特例校分教室 として令和3(2021)年4月にスタートし(現在は、大田区立御園中学校の分教室。生徒の在籍校や制服も御園中学校)、令和12(2030)年度の本校開設をめざしています。

9時の登校時間に合わせて、視察開始。まずは、10分のリフレッシュタイム。ラジオ体操やヨガマットに座ってのストレッチ。私も一緒にやりました。頭と体が目覚めて、集中力が増すそう。確かに😄
実は、10分×5日間の50分で、体育の授業扱いにしているそうです。このような独自のカリキュラムをもつのが、学びの多様化学校の特徴です。

旧池上図書館の2・3階を改修した「#みらい学園」。窓も大きく、教職員室もガラス張りで、全体的に開放的なつくりとなっています。教室以外に、保健室、相談室もあります。
2階にある各学年の教室には名前があり、1年生は「大地」、2年生は「大海」、3年生は「大空」。大田区の陸海空を表しているとのことです。
視察時は、3年生は英語(小テスト)、2年生は国語の古文(平家物語)、1年生は3階の実技実習室で美術(自分の名前をレタリング)でした。

教室には、個人の机もありますが、大きな机があり、協働的な学びのため、基本的にそちらを使うそうです。一方で、個人の席に座ることもできます。また、授業を中継する端末が常においてあり、無理に登校するのでなく、オンラインで参加できるようにしてあります。
もともと定員8名の少人数教育(現在、1年生7名、2年生9名、3年生9名)が特徴ですが、一人ひとりに合わせた学び、そして、個人の選択を保障している様子が見てとれました。

3階には、体験入室する生徒が使える「#プレみらい」というスペースも、今年度から設けられています。体験してみたいが教室に行くには不安がある生徒が、そこからオンラインで参加して、体験準備することなどができます。

一通りの施設見学の後、指導主事と主幹教諭からお話を伺いました。
大きな特徴は、やはりカリキュラム。「#キャリア教育」の時間が、1年生50時間、2年生70時間、3年生70時間設けられています。生徒たちのリクエストで、様々な職業の方々を講師に招きます(これまで、声優、漫才師、アニメやゲームの制作会社、プログラマーなど)。自分の将来を描き、そのために何をするかを考える授業で、「こんなに面白い授業はない❗️」との感想があるそう。農業、酪農、漁業などの体験活動も行われています。
また、「個別学習(学び直し)」が15時~15時25分の25分間行われています。不登校を経験している間に学べなかった内容の「学び直し」の時間です。

正規教員3名のほか、会計年度任用教員(都)、時間講師(区)、スクールカウンセラー、養護補助、事務補助、分教室運営員(大田区立小学校の元校長・副校長)、登校支援員などが学校運営に携わられています。
当日の様子もそうですし、動画で休み時間の様子も見せていただきましたが、先生たちが生徒たちと一緒に遊ぶなど、距離の近さを感じました。

会派メンバーで撮った写真の後ろにあるのは、今年度のスローガン「自分の色 みつけよう らしく いかそう」。3年生が原案を示し、1・2年生の意見を聴いて決定したとのことです。
また、随所に、生徒たちによるみらい学園の紹介や要望、移動教室の感想などが貼られ、生徒たちの声が「見える化」されていました。

念願かなって、ようやく訪れることのできた「みらい学園中等部」。今後、区民の皆さんからご相談がある折は、より詳しくご案内できればと思います。
ご対応いただいた教職員の皆様、教育委員会の皆様、ありがとうございました😊

#子どもの体験 #多様性と人権
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