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中学企業連携授業:子どもたちに夢をみさせる企業人の影響力は絶大。

鹿島建設と住友化学さんとの連携授業。

テーマは、企業がどういう風に社会貢献を考えてアクションを行っているか。企業の取り組みを知り、自分たちの活動案の参考にすること。(通年の流れは以下参照)

質問タイムには、さすが中学生というか思い切りのよい質問を投げかけ、企業様も中学生に夢を与えるような、また考えさせるような回答を下さり、非常に教育効果の高い時間を過ごしました。

これからは、いよいよ通年のまとめ。社会をよりよくする活動を考えて、実行する。どんな案を出して実行していくか楽しみにしたいと思います。

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中学生の質問

「鹿島建設さんは100年を作る会社と言っていますが、100年後の社会をどう想定していますか」

⇒技術が進みます。鹿島は宇宙インフラを整えるプロジェクトを行っているでしょう。

「鹿島建設さんは最新技術をもつ会社なのに、どうして姫路城といった歴史建造物にも携わっているのですか。そこに関係はあるのですか」

⇒伝統技術から学ぶことも多いのです。釘を使わない環境にやさしい工法など。

「住友化学さんは、ケミカルリサイクルというとても良いものを開発されていますが、なぜそれは社会で普及しないのですか」

⇒良いものですが、現時点では費用がかかる。

「住友化学さんの活動の中で、リサイクルを促すのに教育機関とかかわって教育活動を行うのは分かります。それで子どもたちの意識も変わるでしょう。では、子どもではなく大人の意識をかえるにはどういう活動をされているのでしょうか、どうすればよいのでしょうか」

⇒その通りですね、みなさんの年代から大人の意識をかえるよう主張していってください。

「化学薬品の使用や、殺しても良い害虫は、どういった形で線引きを行うのでしょうか、生態系の破壊とかはどう考えるのでしょうか」

⇒バランスが大事。そのあたりは非常に難しい問題。

夢を与える大人

生徒たちの目がキラキラとしていた瞬間は、子どもたちの質問に対して真摯に答えてくださる大人の言葉。

信じられないような未来の構想。そして、それを実現していくという鹿島建設さんの意気込み、今の社会を変えていくにはみなさんの力が必要、と対等な立場で協力を仰ぐ住友化学さんの話。

そういう子どもたちに夢をみさせてくれるような回答ばかりで、そういう機会を持てたことが非常に良かった。

これまでにもパナソニック、有馬温泉の欽山旅館、ピースツリー、山善など多くの企業様と連携授業を行ってきた。今後も、続けていきたいと思う。

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2022年度の総合的な学習(校外学習系の流れ)

1. SDGsのプレゼン

 社会問題やその解決案を知る取り組み

 https://shoin-jhs.ac.jp/2022/05/26/jhs_gs_sdgs_presentation/

2. 世界探訪オンライン

 世界の現状を知る取り組み

 https://shoin-jhs.ac.jp/2022/06/06/20220606_gs_on-line/

3. 学期末プレゼン

 「1」と「2」を踏まえて、2学期の校外学習を企画

 https://shoin-jhs.ac.jp/2022/07/21/gs_presentation/

4. 2学期校外学習

 「3」の企画案を実行し、より知識を学ぶ

 https://shoin-jhs.ac.jp/2022/10/28/kougaigakusyuu/

5. 企業連携×2 鹿島建設と住友化学 

 アクションを起こす際に考えるべきことについての研修

https://shoin-jhs.ac.jp/2022/11/21/gs_kigyourenkeijugyou/

6. 3学期 奉仕活動の日 (次はここ)

 「1」から「5」の活動を受けて、中学生としてできることを企画して実行。

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