大学入試の小論文、生成AIを使うべき?⇒賢く利用して自分を表現しよう!
大学入試(総合型選抜)で、小論文(志望理由やテーマ型)提出がありますが、そこでChatGPTなどの生成AIって使っていいのでしょうか?
私は活用したらいいと思います。
総合型選抜の入試って、小論文やレポートで自己表現力や独自の視点が求められるわけです。それだったら、AIをどのように活用するかが書類作成の大きなポイントとなるのは間違いない。
さらに言うと、現状、一部の高校生は使える環境があって活用しているわけで、そこにAIを使わず個人プレイで立ち向かうのは至難の業としか思えない。
生成AIの利点
視点の拡充
生成AIは、私たちが普段考えない視点やアイデアを提供する。例えば、特定のテーマについて考えるとき、AIに質問を投げかけることで、新しい角度からのアプローチを得られることがある。これにより、思考の幅が広がり、自分自身の考えをより深めることができる。
思考の深化
AIとの対話を通じて、自分の意見を整理することができる。例えば、「このテーマについてどう思う?」とAIに問いかけることで、自分の考えを再確認したり、異なる視点を加えたりすることが可能。このプロセスが、より充実した論文作成に繋がる。
表現の濃さ
AIを活用することで、限られた文字数内でより多くの情報やアイデアを盛り込むことができる。例えば、AIに提案してもらったポイントをもとに、自分の意見を加えることで、内容が濃くなる。提出書類には字数制限があるので、その制限内でどう内容の濃いものをかけるかがポイント。
『○○字以内にするなら?どうする?』
的なものをプロンプトに入れたら良い。
推敲の時間確保
生成AIを使うことで、原稿を早く作成することができ、その分推敲や編集に時間を割くことができる。質の高い文章を作成するためには、推敲は欠かせない。ひねり出すより、ひねり出してきたものを考えて、深めていくことで、よりよいものができる。
注意すべきポイント
自分の意見の欠如
生成AIに頼りすぎると、自分の意見や考えが失われる危険性があるので要注意。AIが出力した内容をそのまま使ってしまうと、自分らしさが消える。また思ってもいないことを書くのはダメ。
なおかつ、何の制限や根拠となるデータなしに、AIが作成したものは、誰もがアクセス可能なわけで、自分の意見とは言えない。
文体の変化
AIによって生成された文章は、そのスタイルに影響を受けやすい。ある生徒が指摘していたが、「ChatGPTで書いた文章は、なんだか文体が変わって、自分らしさが消えてしまう。」
まさにこれはデメリットの部分で、自分らしさが消えた文体の書類は、ダメ。バランスが大事で、自分らしさがある文体をキープしつつ、AIを上手く活用する。
最終的な確認
AIが生成した文章は、必ず自分の言葉で再確認し、自分の意見を反映させることが大切。自分の言葉で表現することで、独自の文体を維持し、個性を出すことができる。
大人も含めて、この部分まで、理解して上手く使わないと上手く使えていないと思う。
ダメな例を書いてみた。
ダメな例を紹介します。
生成AIへのプロンプト:
生成AIに英語頑張った、部活も頑張った、勉強も熱心にとりくんだ。それを美談的に800字で書いて。
よくありそうな自己PR文⇓
【分かって欲しいこと】
⇑は1分でできました。なんだか上手くかけているようで、全くアピールになっていない。なぜかというと、『あなたらしさ』がないからです。上のようなストーリーは、文面だけでいえば誰でもあります。
ハッキリいいますが、そんなものを書いても何のアピールにならない。
まとめ:生成AIの賢い使い方
生成AIを効果的に活用するためには、次のような方法がある。
アイデア出し: テーマに関するアイデアを生成AIに問いかけ、異なる視点を得る。
文章の作成: AIが提供する構成やフレーズを参考にしつつ、自分の考えを加えて文章を作成。
最終チェック: AIからの出力を元に、自分自身の言葉で修正や補足を行い、最終的な文章を仕上げる。
生成AIは、私たちの思考を深める強力な補助ツールだけど、最終的には自分の考えやスタイルを反映した文章を作成することが重要。
AIを賢く活用し、自分らしい表現を維持しながら、質の高い文章を作成していきましょう!!!
学校の多くの先生方も既に生成AIを活用しています。
高校生の皆さんも、ぜひこのツールを賢く使って、自分らしい表現力を磨いてください。その表現力を磨くことが、大学入試にもつながわると私は思います。