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カラー後のかゆみ、かぶれ

こんにちは、オオクボショウヘイです。
美容師歴13年 千葉県柏市で美容師をしています。

今回はカラーのかゆみや、かぶれについてお話しさせていただきます。

・カラーをすると毎回かゆくなる
・アレルギーかもしれない
・カラーの時ヒリヒリする
・カラー中かゆくなる

という方は多いのではないでしょうか?

今回の内容では、
かゆみや、かぶれてしまう原因の解説と対処方法をお伝えしていきます。

今までしみたり、かゆくなるのが当たり前だと思っていた方にとっては
とても大事なお話となっています。
最後までしっかり読んでいただきたいです。

原因を理解する事によって、気をつけるべき事がわかります。

先に原因について解説した後、後半で対処方法をお伝えしていきます。


原因

ではさっそく
かゆみ、かぶれの原因についてお話ししていきます。

原因は二つあります。
一つはアレルギー性接触皮膚炎
二つ目は接触性接触皮膚炎
です。

カラーで皮膚に異常がある場合、アレルギーかもしれないと思うかもしれませんが
アレルギーではない場合もあります。

この二つは原因が違うので、対処方法も違います

まず、
アレルギー性接触皮膚炎について

頭皮についた原因物質から、体を守るために免疫が過剰に反応してしまい
かぶれや、かゆみとして出てしまうものです。
カラーの際、アレルギーの原因物質として多いのはジアミンという成分です。
一般的なカラー剤に入っているものです。
ヘナなどの草木染めでも、アレルギーの原因となります。

一言で表すと
原因物質による免疫の異常反応です。

これは、今まで大丈夫でも、突然症状が起きる事があります。
ある日突然、強いアレルギー反応が起きて
顔がパンパンに腫れたり、蕁麻疹、動悸息切、血圧低下、嘔吐、腹痛などを発症し、重篤化する恐れもあります。
カラーの前には必ずパッチテストを行う事をオススメします。
基本的にはカラー後、時間が経過してから発症します。
48時間後が一番症状が重くなるとされています。
カラーをした次の日からかゆくなったり、かぶれたりした場合はアレルギーの可能性が考えられます
一度皮膚科でしっかり診断してもらう必要があります。
アレルギーと判断された場合は、その薬剤はもう使う事ができません。

アナフィラキシーショックという
とても怖いアレルギー反応が出る場合があります。
ですので、アレルギーと診断された場合は、原因物質を調べ
原因物質が入っていないカラー剤を選ぶ必要があります

美容師にも得意不得意があります。
アレルギーにしっかり対応している美容師にお願いする事をオススメします。
直接お店に、「アレルギーなのですが、対応していただけますか?」
と電話で確認する事も可能です。

どのような物質に反応するかは人それぞれなので、原因を知っておく必要があります。
パッチテストというもので調べる事ができますので、後半でお話しさせていただきます。


もう一つは
刺激性接触皮膚炎というものです。

刺激物質が頭皮につく事によって起こる炎症です。
これはアレルギーではなくても誰でも起こる可能性があります
皮膚のバリア機能が低下していたり、皮膚がもともと弱い方に起こりやすいです。
許容容量以上の薬剤が頭皮に付着することによる炎症です。
付着している時間と薬剤の強さによって症状が変わります。

カラー剤に含まれる主な原因物質としてアルカリ剤過酸化水素水が考えられます。

一言で表すと
原因物質の許容量以上の付着です


かぶれてしまう場合は、基本的にカラーの使用は避けて下さい
アレルギー性ではなければ、医師の診断のもと
パッチテストで調べた後、知識のある美容師にカラーをお願いしましょう。


アレルギー性か刺激性かの判断は難しいですが、
特徴として

アレルギー性は、発症が数時間後から数日後。強いかゆみが出やすい
刺激性は、すぐに症状がでます。痛みがでやすい

どちらも症状は様々です。
自分で判断は難しいので、医師や知識のある美容師に相談しましょう。


では、対処方法についてお話させていただきます。

対処方法

原因が何かによって変わってきます。
アレルギー性の場合】は、気をつけてでも、少量でも使わない
これが対処方です。
触れるだけで症状が出ます。
他のカラー剤を選択する必要があります。

アレルギーに関して
パッチテスト
というものである程度わかります。

使用する薬剤を皮膚に塗り(主に腕の内側)
30分後と48時間後にチェックするものです。
(一般的なカラー剤でのパッチテストを想定)
これでかゆみ、発疹、腫れが現れた場合はアレルギーと考えられます。
パッチテストで使った薬剤でカラーはできない
という判断になります。

主にジアミンによるアレルギーが考えられるので
ジアミンが配合されていない薬剤を選ぶ必要があります。
ジアミンが含まれていないカラー剤

・ヘアマニキュア
・カラートリートメント
・ヘナ
・ブリーチ、ライトナー

などがあります。

ただし、アレルギーの心配がゼロではありません

心配な場合はパッチテストをしてからカラーをしましょう。

アレルギー性の皮膚炎の場合は、原因物質が配合されているカラー剤は使わない。
というのが対処方です。
少量であってもアレルギー反応が出てしまいます
植物性のカラーであるヘナにジアミンが配合されている場合は意外と多いです。
ヘナだから安心と安易に思うのは気をつけた方がいいです。

次に、刺激性接触皮膚炎の対処方法です。
基本的にかぶれた場合、同じ種類のカラー剤の使用は避けてください。

カラー中にしみたり、かゆみが出た場合
ただちに流す事によって症状が軽く済む場合があります

ただ、アレルギー性と違い
気をつける事によって使用が可能な場合があります

医者の診断を受け、使用可能と判断された場合は、
保護剤を使用してのカラー
頭皮につけないようにカラーをするなど
で対応できる場合もあります。

また、その日によって症状が出るかも変わりますので、
体調が良くない日、妊娠中、免疫が下がっている時は
カラーをするのを避けた方が良いです。
だれにでも起こる可能性がある皮膚炎です

アレルギーと違い、かゆみや痛みが出てすぐに薬剤を流せば症状が軽く済む場合もあります。
我慢せずに、美容師に伝えて流してもらいましょう。

では、今回の内容をまとめていきます。

まとめ

【カラーでのかぶれは2種類 アレルギー性接触皮膚炎と刺激性接触皮膚炎】

【アレルギー性接触皮膚炎はパッチテストで調べる事ができる】

【アレルギー性の場合、原因となる物質が入っているカラー剤の使用はできない】

【刺激性接触皮膚炎の場合は気をつけてカラーができる場合がある】

刺激性の場合は、基本使用しない方が良いが
気をつけて使える場合もある
頭皮に異常がある場合
医師の診断のもと、知識のある美容師にカラーをしてもらう

以上が今回の内容となります。

しみたりかゆくなるのを我慢していた方は、
一度どのようなカラー剤を使うかどのようなカラーにするのかを考え直したり、美容師と相談してみて下さい。

ある日突然、強いアレルギー反応が起きて
顔がパンパンに腫れたり、蕁麻疹、動悸息切、血圧低下、嘔吐、腹痛などを発症し、重篤化する恐れもあります
カラーをする際は、知識のある美容師に担当してもらいましょう。

今後も髪に関する役立つ情報をまとめていきます。
今後の記事もご覧いただけると嬉しいです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございます😊


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