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マーケティングオートメーション(MA)は、一旦忘れられていいのではないか、と思っていた、少しばかり極端な話。

刺激的なタイトルで恐縮です。というのも、本気で野球を上手くなりたいのであれば、パソコンゲームで野球の概要を知っただけでプロレベルのバットスイングに近づけると思っていることが明らかな間違いであることを理解すべきであるように、顧客理解やマーケティングですべきことを実戦でしていないのにも関わらず、マーケティングオートメーション(MA)に頼ろうかのような話をしているようではダメだろうな、と。

本noteは、私が携わらせて頂いた下記書籍「現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識」のプロモーションの第二弾として書かせて頂いております。

上記書籍は、様々な領域の実務経験者が情報をまとめた共同執筆書籍で、私は、1)マーケティングKPI2)マーケティングオートメーション(MA)の2つの項目を担当しています。豪華な著者の方々がさまざまな内容を説明されているので、本note記事の最後の方に著者一覧のTwitterをまとめておりますので、フォローなどされることを強くお勧めします。

また、本書籍関係のツイートはこちらのハッシュタグで追えますので、ぜひ追ってみてくださいませ。 → #BtoBマーケ基礎

....なんでこんな刺激的なタイトルにしたのか

「ハレーションが起きるのでは...」

と思われる方は多いのかな、と。多分起きるかもしれないですし、すごく煙たがられるかもしれません。なのですが、少し自分の話を聞いてもらえると嬉しいです。

ここ数年、特に某企業で働いていた時に痛感したこと。それはマーケティングの日米間のレベルの圧倒的な違い。

野球で言うなら、地方リーグと大リーグくらいの違い。
サッカーで言うなら、JFLとリーガエスパニョーラくらいの違い。

それくらい違うのかな、と。

欧米に対してマーケティングをしている欧米企業であれば、マーケティングオートメーション(MA)を導入しているのは、ごくごく当たり前。

日本でもマーケティングーオートメーション(MA)の導入を当たり前のように考えるような流れになってきていますが、先ほども言ったように欧米と比較してレベルが全然違うと思っています(率直すぎて本当にすいません)。

ただ、私が言いたいのは、レベルが違うからダメ、とか、レベルが違いすぎて話にならない、とかでは一切ありません

でも、大リーグで使うような最新の電子スクリーンや相手の選手のデータを解析するツールを地方リーグで導入したらどうなるのかというと、さわり方わかりませんさわれる人いません何のためのツールなのかわかりませんこれは一体なんのためにあるの?etc となるのは想像に難くなく。

というのはちょっと極端な例えですけど、多くの企業はそのような感じなのでは?と思います。

庭山さんの書籍にもあるとおりデマンドジェネレーションが成り立ってこそのBtoBマーケティングであり、その活動を効率化するマーケティングオートメーション。

一方で、大体のBtoB企業のマーケティングチームがしているのは、展示会や広告で集めたリード情報を自社のCRMでこねくり回して、新規とは言い難いリード情報に何回もマーケティングメール、営業メール、架電をする、という具合。

つまり、ど新規を生み出す力が極めて弱い、という課題を多くの企業が抱えており、そちらの方をまず考えるべきで、マーケティングオートメーション(MA)を導入etcは、その次の話。

ですので、一旦忘れてもいいのでは?という表現を使わせて頂きました。

じゃあ、なんでマーケティングオートメーション(MA)の話を?

今回、私が関わらせて頂いた書籍では第二章各項目でさまざまなマーケティング活動やチャネルの活用の仕方が事細かく書かれています。第一章にある大きな考え方を理解し、自社用に言語化、第二章の実務の話を進めてもらえれば、ある程度のデマンドジェネレーションを包括的に進める準備はできるのでは?と思います。

つまり、ど新規の獲得準備がある程度進められる、ということです(もちろん、本を読んで真剣に実践して、やり切って頂かないといけません)。

以前のnoteでお話ししたように、noteだと程度ソーシャルを意識した内容にしなくてはいけず、自社ブログだとある程度SEOを意識した内容にしなくてはいけず、マーケティングオートメーション(MA)に関する情報を読んでもらうには、タイトルや内容でそのトピックのみに集中しないといけません。

そういった意味で、マーケティングオートメーション(MA)の書籍には、マーケティングオートメーション(MA)のことしか書くことができず、多くの企業が抱えている本質的な悩みであるど新規獲得に触れることが難しくなります。

一方で、本書籍では包括的にプロモーション(デマンドジェネレーション)に関する情報が盛り込まれており、マーケティングオートメーション(MA)を活用するための前段と繋がっているのでとてもためになるのではないかと思っています。

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書籍の一部より抜粋)

そのため、マーケティングオートメーション(MA)の基本的な考え方を私の節でお伝えし、デマンドジェネレーションの各施策に関しては他節と照らし合わせながら想像してもらえると良いのではないかと考えています。

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書籍の一部より抜粋)

合わせて、流行りに乗ってマーケティングオートメーション(MA)を導入するのではなく、自社のビジネスモデルの理解や、業界(産業)のサイクルなども考えて、そもそもそういったツールが必要なんだっけ?という視点持ってほしいなという説明もしています(上図)。

ただし、マーケティングオートメーション(MA)の機能も日進月歩で進化、別ツールとのインテグレーションなども可能、マーケティングオートメーション(MA)の機能がごく一部でしかな、ということもありますので、導入が必要と判断したら、いつ公開されたかわからない&都合の良いように書かれた情報で判断するのではなく、ベンダーに最新の情報を確認することを強く勧めます

これ以上書くとネタバレが2...笑

ということで、書籍中身に関するご紹介はここまでにさせてください(笑)

もしも興味を持ってもらえたら2022年4月26日発売の「現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識」をぜひ手に取られて、良いと思われたらぜひ会社にも参考書籍としていっぱい置いてください(笑)

錚々たる著者の皆様ですので勉強になることが多いのではないかな、と感じます。

関係者一覧

著者一覧
相原祐樹さん(free web hope・代表)@fwh_aihara
秋山勝さん(ベーシック・代表取締役)@basic_CEO
安藤健作さん(ラクス・MC事業部長)@comune1128
飯髙悠太さん(ホットリンク・CMO)(@yutaiitaka
今井晶也さん(セレブリックス・執行役員マーケティング本部長)@M_imai_CEREBRIX
岸穂太佳さん(ナイル・執行役員COO)@hoda_Nyle
枌谷力さん(ベイジ・代表)@sogitani_baigie
戸栗頌平さん(LEAPT・代表)@ShoheiToguri
日比谷尚武さん(kipples・代表)@naotake_hibiya
室谷良平さん(ホットリンク・マーケティング本部長)@rmuroya
編集者
畠山龍次さん(マイナビ出版)@togusA0301

また、本書籍関係のツイートはこちらのハッシュタグで追えますので、ぜひ追ってみてくださいませ。 → #BtoBマーケ基礎


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