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「影響力の武器」読書会~第六章~

皆さんこんにちは。
今回も前回に引き続き、「影響力の武器」の読書会についてです。
今回は「第六章 権威ー導かれる服従ー」を読み進めました。

「体育会系」

と聞くとどういうイメージでしょうか?
上下関係、ヒエラルキー、礼儀正しいなど様々なイメージがあると思いますが、「先輩の言うことは絶対」みたいなことを思ってしまうことがあります。私が野球部出身だからでしょうか(笑)

第六章では「権威」について書かれていました。
権威からの要求に服従させるような強い圧力が私たちの存在します。

学んだこと

まず、権威の影響力について、いくつかの点で納得させられました。
日本の組織文化、特に上下関係が厳しい体育会系の環境では、上司や先輩の言葉に逆らえない状況がよく見られます。これは権威への服従が社会に深く根付いていることの表れかもしれません。また、外見や肩書きが人々の判断に大きな影響を与えることも興味深い点です。例えば、コンサルタントや投資銀行員が高価なスーツを着用するのは、専門性や成功のイメージを演出するためだと聞きます。これは、人々が外見的な権威の象徴に影響されやすいことを示しています。

さらに、専門職の権威、特に医療分野での影響力の強さに気づかされました。医師に診断されると、私たちはそれを疑うことなく受け入れがちです。これは専門知識の非対称性が大きいことも一因かもしれません。

疑問に感じたこと

一方で、権威への服従には疑問を感じる部分もありました。チャルディーニが言及している電気ショック実験(ミルグラム実験)では、被験者が権威者の指示に従って、目の前で苦しむ人に電気ショックを与え続けたそうです。これほどまでに人が権威に従順になれるのか、という疑問が湧きます。この実験結果は、人間の行動の複雑さと、状況の力の強さを示していますが、同時に権威への盲目的な服従の危険性も浮き彫りにしています。

実践したい事

これらの洞察を踏まえ、私は権威との付き合い方について、いくつかの実践をしてみたいと考えています。まず、「専門性」と「誠実さ」のバランスを取ることです。自分の専門性を活かしつつ、相手が真に求めているものを利益関係なく提供することで、信頼関係を築いていきたいと思います。

また、専門家の意見であっても「そういうものなのだ」と鵜呑みにせず、納得するまで質問し、理解を深める姿勢を持ちたいと考えています。
権威の影響力は私たちの日常生活に深く根付いています。その力を理解し、適切に対応することで、より良い判断と人間関係を築くことができるでしょう。同時に、自分が権威的立場にある場合は、その影響力を責任を持って使用することが求められます。「影響力の武器」から学んだこれらの洞察を、日々の生活に活かしていきたいと思います。

まとめ

  • 皆さんの周りに「権威」はありますでしょうか?

  • 権威との付き合い方について、一緒に考えてみませんか?

  • あなたの日常生活で、権威の影響を感じた経験はありますか?

  • また、それにどのように対応しましたか?

ぜひ、あなたの経験や考えを共有してください。

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