正月なので原点に立ち返ってみる
皆様、明けましておめでとうございます!
2020年はコロナウイルスという未曾有の年となりましたが、皆さんにとってどんな年でしたでしょうか。
20代ラストイヤーでしたが、年が過ぎるスピードが年々早まっているなと関るのは、多くの方が共感するところではないでしょうか。
私にとって2020年は、ベンチャー企業への転職をはじめ本当に怒涛すぎる1年となりました。振り返ってみるとどんな1年だったかを言語化するのはとても難しい1年でした。
最近ふと思うのが、『自分』ってどんな人間で年月とともにどう成長しているのかがなかなか見えずらいなあと。。
特にネガティブな意味ではないです。
正月休みに2020年を振り返る時間を少し作ったのですが、その際に改めて『自身の原点』に立ち返ってみようと思い、新入社員の際に手に取って以来自身のバイブルとなった1冊の本を久しぶりに手に取ってみました。
本の紹介~『生き方』稲盛和夫著
稲盛和夫さんの『生き方』です。
当時衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。
他人が知らない知識が得られたり、ビジネスが直接磨かれるといった自己啓発本にありがちな内容ではく、いわゆるビジネスマン以前の人としてあるべき姿が、京セラ創業者稲盛さんの人生から学ぶことのできる本です。
まだ手に取られていない方!損はさせませんのでぜひ手に取ってみてください!働く上で自身の軸(大切にしなければならない事)となるものが備わる1冊です。
自身の軸を再確認するべく、(ネタバレがひどくならない程度に)この本から昔学んだことを改めて簡単に再度言語化して2021年に立ち向かっていきたいと思います。
①いかなる言動も原理原則に基づいて考える
これはもう・・・この本で最重要かつ最強だと私は思います。
原理原則とはすなわち、『人間として何が正しいのか』という極めてシンプルなポイントに判断基準を置き、それに従って正しいことを正しいままに貫いていこうと考えたのです。(第2章:「原理原則から考える」より抜粋)
私は上記を更にかみ砕いて自身の指針に据えています。
『自分の言動は何も知らない第三者の人間が見ても納得するものであるか』『ほかの人間なら普通私にどういう言動をしてほしいと思うのか』
私自身、ビジネス上で常に意識をしている(できるだけするようにしている)ポイントです。この軸があれば、仕事におけるあらゆる複雑な事象もよい解決が出来てきたような気がします。
例えば、ある商談でこちらから得意先に複数の施策提案を行った場合における商談後の場面です。特に商談後に必ずお礼メールを送る必要もないかもしれませんし、送ったとしても簡単なお礼メールで良いかもしれません。これに答えはないと思いがちですが、ここでいう原理原則に基づいた場合、つまり『ほかの人間なら普通私にどういう言動をしてほしいと思うのか』という判断基準を置いた場合、答えは意外と明快です。
どれだけ時間に追われていても、お礼メールに商談で提案させて頂いた施策とその背景や期限を簡単に纏めることが正解だと思います。
初めての提案をオンラインで複数された側としては、改めて自社のすべきことを纏めて確認し整理したいと思うはずだからです。
とても細かなことですが、原理原則に基づいて言動を繰り返せば、顧客を幸せにするし、最終的に自身にも必ずプラスとなって返ってくると思うのです。仕事上の言動は2021年も改めて意識しなければと思いなおしました。
②心に描いたものは必ず実現する=『思念が業をつくる』
これも、本著で稲盛さんが仏教用語として引用されている言葉ですが、改めて2021年も大切にしたいと思います。
稲盛さんは物事を成し遂げるためには『想い続ける』ことを重要視されており、下記のような表現で何度も何度もこの点について書かれています。
・心に描いたものが実現するという宇宙の法則
・燃えるような情熱を傾け想い続ける
・寝ても覚めても強烈に想い続ける
・現実になる姿がカラーで見えているか
・すみずみまでイメージできれば実現できる
(第一章:「思いを実現させる」より抜粋)
稲盛さんも大学受験の失敗や、京セラ前身の企業でのファインセラミックス開発で途方もない失敗と挫折を経験されており、京セラでの成功も能力ではなく『人より強く長く成功を想い続けたこと』と断言されています。
これも当たり前のことかもしれませんが、なかなかできないことだと思います。特に困難に遭遇した場合、『やっぱり無理か』と思うことは人間誰しもあるが、それでもやはり想い続けなければ実現は難しいので、想い続けることにしようと思います。
現在、MyReferという会社でリファラル採用(ファンベース採用)を世の中に啓蒙しているのですが、
まだまだこれからの概念である段階なので、なかなかうまく行かないことも正直多いです。サブスクリプション型のサービスを提供しているのですが、時には契約更新されず解約されることもあります。
『リファラル採用を日本の当たり前にするのは難しいのか・・・』と一瞬頭をよぎることもありますが、やはり『思念は業をつくる』ので、リファラル採用(ファンベース採用)は必ず日本に浸透する!と強く想い続けることが大切です。
ましては、リファラル採用のリーディングカンパニーとして市場啓蒙をしている身。私が成功を確認せずに、企業様のご支援などできるはずもないのですが・・・笑
改めて2021年、企業の上場に向けてこの点はより強く体現していく必要があると思いました。
おまけ
②の続きですが、想い続けるだけではだめで、稲盛さんは本書で、
『想い続けた上で、日々細かな創意工夫をし続ける』ことが大切だとおっしゃっています。
わずかなものでもよいので、リファラル文化を企業様にうまく浸透させるために1日1善で創意工夫をし続けたいと思います!
2021年は自身にとってもかなり重要な1年になると自覚しています。
そんな年こそ、この本で学んだ自身の原点をより強く意識して困難に立ち向かって行きたいと思いました。
是非、『生き方』読んでみてくださいませ。
分量内容共にとてもシンプルで読みやすく、皆様それぞれに学びが必ず得られるだけでなく、皆様の仕事において必ずこの本を思い出す瞬間が訪れると思います。
2021年も、様々なnoteで投稿したいと思っていますので、お付き合いの程宜しくお願い致します。
同時に皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします(^^♪
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