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新入社員に説教したい 一日一楽【3月27日】

chatGPTの登場でもはや人間だけが出来ることは少なくなった。もはや人間に出来ることは「楽しむ」ことだけだ。だから一日一楽。一日であった楽しいことを書いていく。

説教に昔話と自慢話。居酒屋で上司が部下にしてはいけない2大巨頭だ。かの偉人、高田純二御大もこれを離さないうちに下ネタしか言えなくなっちゃったという言葉を残してる。

ではなぜおっさんは説教と昔話・自慢話が好きなのか。
もちろん楽しいからだ。自分より未熟な人間に上からモノを言って、武勇伝を語る。飲みの席の失敗も仕事の一部、ただのミスをさも修羅場を乗り越えたかのように話す。これ以上楽しいことはない。

とはいえ、昨今の事情により飲み屋で説教昔話なんてしようものなら、よくて職場で村八分、悪ければパワハラ対策室に駆け込まれローン抱えて無職になりかねない。

と思っていたら、noteが #仕事のコツ をつければ堂々と説教も昔話もしていいというではないか。

おっさん代表として仕事を円滑に回すための三箇条を偉そうにつづるとしよう。

飲み会はいけ!

いきなり老害っぽい一箇条目でテンションが上がる。
まず、新人であれば飲み会はいけ。私は新入社員の時は週5飲み会、土日は職場のレクリエーションなんてざらだった。血尿が出ているに深夜3時まで飲みに連れて行かれたこともある。

人数おおいな。

飲み会にいくメリットはいくつかある。まず新人は仕事時間、9時〜5時で結果は残せない。ほぼお客さん状態が1年くらいは続くだろう。となると、職場の先輩方は君と会話するメリットがない。役に立たないから。なので、コミュケーションをとる必要性がなくなる。しかし、飲み会の場であれば実力差に関係なくコミュニケーションが取れる。「こいつと話すと楽しいな」というメリットが初めて生まれるわけだ。コミュニケーションは積み重ねである。会話のラリーよりも、そのラリーが発生する前の文脈、コンテキストが大切になる。ラリーに価値が見出せない新人はこのタイミングでコンテキストを積みあげる必要がある。というより、新人は職場のコミュニケーションではこれ以外やることがない。

もちろん行かない自由もある。ただ、周囲とのコンテキストを積み上げる速度は遅くなる。君がスーパー新人でいきなり有意義なラリーが出来るなら話は別だが、そうでないなら飲み会は行ったほうが後々、必ず楽になる。

と、びびらせたが、基本的にコロナ禍を経てまともな企業は飲み会はぜいぜい月1回か多くて週1。二次会なんてほぼない。酒も飲みたくなければ飲まなくていい。無理に飲ませる上司なんてほとんどいない。明日の朝が早いなら顔だけ出して帰るのでもOKだ。そこまで肩ひじはる必要もないはずだ。気楽に行こう。
このご時世に毎日飲み会、オール、一発芸、イッキとかやってる企業に入ったならとっとと辞めていい。まともな企業であるはずがない。
※総合商社以外。

本を読め!

私は口うるさいジジイだと思われても後輩には必ずこれを伝える。どんな本でもい。時代ものでも恋愛ものでもSFでも自己啓発でも。とにかく本を読め。

仕事をしていけば分かるが、大事なことはメールを始めとした書き言葉でやり取りされる。しかし、世の中の多くが文書が読めない。一時話題になった「ケーキの切れない少年たち」のアレだ。境界知能とも言われるが、文章を読めないと仕事にならない。相手が何を言いたくて、こちらの意図をどう伝えればいいのか。


文章を書けないと仕事にならない。

20代〜30代で読んだ本が君を作る。30後半、40、50になって本を読んでいない人と読んでいる人の差は大きく開く。

さらに文字が読める以外の知識量はそのまま仕事の引き出しになる。

松本人志とビートたけし。どちらもお笑いの時代を築いた2人だ。だが、映画やお笑い以外の「今」を見るとどうだろうか。たけしの映画は海外でも大きな評価を受け、書籍も好調。一方、松本はすでに映画を撮るのをやめた。
ビートたけしはどんなに酔っても本を一冊読んでから寝るときいた。本当かどうかはわからないが読書であることは確かなようだ。

今田耕司と東野幸治。どちらもごっつええ感じなどで活躍した芸人だ。現在、2人の活動を見るとどうだろう。異論反論だろうが、東野幸治のほうが幅広く活躍しているように見えないだろうか。彼のSNSをフォローしている人なら知っているだろうが、読書家である。様ざまな小説を片っ端から読んでいるようだ。

一冊や二冊で世界は変わらない。しかしその一冊や二冊の積み重ねが君を違う場所へ運んでくれるだろう。

20代のうちは副業するな!

空前の副業ブーム。一社では不安、収入を分散させたい気持ちはよーく分かる。めっちゃ分かる。
だが、20代、特に中盤まではやめておけ。副業をするということは会社以外の時間を別の仕事にあてることになる。本来、残業や会食などで本業に打ち込めていたかもしれない時間を別の仕事に使うのだ。もったいない。
よく言う1万時間の法則。1万時間を費やせばプロになれるというものだ。1日8時間働いたとして一週間で40時間。一ヶ月で800時間くらい。1年で9600時間。ざっと1年でプロになれる、、、のだが、すでに社会の荒波に飲まれた諸先輩方ならわかると思うが、「んなわけない」。
1年でプロになんかなれない。もっと時間がかかる。体感、上記ペースで3年は回さないとプロと呼べる領域には到達しない。

しかし、一度、あるジャンルでプロになってしまうと、別のチャンレンジをしても今までの経験をスライドしやすい。ライター一本で飯を食ってた友人が動画編集にも手を出して高単価な案件をいくつもこなしているらしい。

彼いわく「20代前半の子と横並びで仕事しても負けないよね。動画技術うんぬんの前にメール返信できなかったり、納期守れないんだもん。」とのことだった。
まずは一度、目の前の仕事に全力でぶつかってプロになる。その後に副業なり転職なりで経験をスライドさせていくほうが何倍もてっとり早い。
ただ、30代になって20代と同じ仕事をしていたら、ただの「慣れ」になってる可能性もあるから積極的に副業とかやったほういいと思うけどね。

長々、楽しい時間でした。やはり説教と昔話は楽しい。

最後に。

目の前の、同じ仕事をしている人を大切にしてほしいと思います。飲みに行けば仕事以外の人となりにも触れられます。本業に関わる本を読んでみてください。そしてその知識で、職場の人と会話してみてください。副業の時間を本業の人ととの時間に使ってみてください。

嫌な人や苦手な人もたくさんいます。あなたのことを嫌いな人もたくさんいます。それでも、逃げずに向き合ってればきっと30代、40代になってその人はあなたを助けてくれます。

近年は逃げることが正しいと言われます。確かに暴力や明らかに違法なブラック労働からは逃げたほうがよいです。心と体を崩す前に逃げましょう。
でももしまだもう少し踏ん張れると思ったら、あとちょっとだけ踏ん張って周りの人と会話してみてください。
たぶん、いやきっといいことがあると思います。

私も何度もやめようと思いました。その都度、上司に飲みに連れてかれ、毎日疲弊しながら家に帰ってました。「もう辞めたい」家のドアを開けること出来ず立ち尽くす時もありました。でも、ちょっとだけ踏ん張りました。数年前にその上司と久々に再開しました。彼はすでに別会社に出向になっていたのですが、「あの時はお前が病むんじゃないかって心配で、なるべく一人にしないようにしてたんだよ」と笑いながら言われました。当時の私からしたらありがた迷惑でしかないんですが、上司なりの優しさだったんだと改めて気づきました。

目の前の人と「まず話してみる」、目の前のことを「まずやってみる」
副業とかワークライフバランスとか、もうちょい後でも全然いいと思うよ。

#仕事のコツ

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