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読書「未来に先回りする思考法」
「未来に先回りする思考法」著:佐藤航陽
最近、読み始めた本です。
まだまだ序盤ですが、気になる内容がありました。
「イノベーションは必要性から生まれる」
ITの世界で何故日本からイノベーティブなサービスが生まれないのか、僕自身もまた何故イノベーティブになれないのか、ずっと疑問に思い悩んでいました。
同調・協調を重んじる日本の国民性や文化、習慣、自分の性格が原因なのか?
僕自身もだが、多くのエンジニアがSESや受託開発の業務に従事しているようなIT業界の構造が原因なのか?
エンジニアの技術力が原因なのか?
と。
僕も独立してから、なんとか自分でサービス開発したいと思い、気になる技術を勉強し、その技術を活用する手段としアイデアを練り、開発に取り組んでみたりしたものの、サービスの内容自体にどうも何かこじつけ感があり、しっくりこない。
開発も思うように進まず、結局、プロトタイプすら完成することなく、その活動は休止状態になってしまった。
そこに「必要性」がなかったからなのかな。
著者は、今の日本(出版2015年)には必要性がないのだと言っている。
治安もよく他国との紛争の心配もなく、自国内だけでもそれなりに市場がある。
そんな日本社会にはイノベーションを起こす「差し迫った必要性」がないのだと。
なるほど。
日本国内の事、自分自身の事、自分のすぐ身の回りの事だけを見ていても、そこにはイノベーションを起こす必要性がなく、
必要性のないところで「何かいいサービスはないか」と考え出したものでは弱いのかもしれない。
もっと広い視野をもって、今、世の中で必要な事や物を探していこう。
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