「本好きの下剋上」が面白すぎる

今、僕が最もハマっている小説(ラノベ)が、「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません」です。

本屋のラノベコーナーに平積みされているのを見て、そのタイトルに惹かれ後で絶対読もうと思い、早2年。Amazonのprime readingで年一冊のペースで出るのが耐えきれず、せめて第二部だけでもと思ったのが最後、一気に全冊買って読んでしまいました。(結果、眼精疲労で翌日の仕事に支障を来しました)
なぜこんなにも僕の心を惹きつけてやまないのか、その魅力をお伝えしたいと思います。

【あらすじ】
現代日本に暮らす本須麗乃(もとすうらの)は、念願である図書館への就職が決まった日に亡くなってしまう。もっと多くの本を読みたかった、そんな未練を抱いた彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての体を持っていた。 物語の主な舞台となるのは、魔法の力を持つ貴族に支配される中世然とした異世界の都市エーレンフェスト。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために出世していく。(ウィキペディアより)

魅力1:朝ドラ感
このシリーズは本当に魅力的なキャラクターが多く登場します。主人公が自分の夢のため、その道を切り拓いていくのはもちろん、周りのキャラクターたちもどんどん成長していきます。それを上手く言い表していたのが、このシリーズの書評の中にあった「朝ドラ」という言葉。朝ドラは、主人公の半生・生涯を中心に、それをとりまく家族や家庭を描いたホームドラマの体裁をとることが多く、本作はまさに朝ドラの要素を持っています。朝ドラのような人間模様と爽やかさが本当に魅力的です。

魅力2:ファンタジー要素と日常のバランス
あらすじにも書いてありますが、主人公が転生した世界では魔法が存在しており、魔物や魔力を持った食べ物も多くあります。そのような非日常感がありつつも、主人公が自分の生活を向上させるために僕らの身の回りにあるような生活用品や料理を作り出そうと悪戦苦闘する姿が魅力です。

魅力3:商売・マーケティングを学べる
このシリーズの序盤では主人公が商売を始めるのですが、その時の商売の師匠とのやり取りが普通に勉強になります。特に、主人公が作り出した異世界には無い生活用品や料理のレシピが高値でやり取りされる部分は、世界が変われば自分の当たり前や常識が価値を持つということを教えてくれます。

3つの魅力をお伝えしましたが、やはり読んでもらうことでこの本の魅力を本当に伝えることができると思います。普段、本を読まない人でも軽く読めます(一部、重い部分もありますが…)ので、ぜひ一度手にとって読んでもらえればと思います。
※Kindle unlimitedでは、第二部まで無料で読めます!