SDGsは世界のニーズ

先日、官公庁主催のSDGsに関するセミナーに参加してきました。
これまで参加してきたセミナーと違い、ビジネスとの関連についての話も聞けたので、それについての学びや気づきをまとめます。

・資源の移行
これまでは資源というと、木材や化石燃料等の自然の恵みが一般的でした。なので、「エネルギー」の目標になると、太陽光や風力といったものがパッと思いついて、そこから他の目標へと展開していくと思います。ですが、今の日本は自然の資源の量よりも人が作り出したものが多くなっています。この人が作り出したものを資源とするタイミングに移行しているのだと感じました。セミナーでは、ゴミを堆肥としたりエネルギーとしたりすることで SDGsの「つくる責任 つかう責任」の目標へのアプローチとしていました。そして、今後はこのリサイクルの目標を起点に展開していくのだと知りました。

・世界から求められる SDGs
SDGsは、国連で加盟国すべてが全会一致で採択した2030年までの目標です。つまり、世界中が SDGsに注目しているといっても過言ではありません。今回、 SDGsとビジネスの関連についての話を聞いていると、 SDGsはビジネスチャンスを秘めているように思えます。

ビジネスでは、顧客のニーズに応えることで売り上げを伸ばしていきます。顧客が欲しいものを売るというのは当たり前のことです。今、世界が欲しいと思っているのは SDGsによって達成される未来です。貧困が無い世界、緑に溢れた世界、平和な世界…これに寄与する事業が今求められているのではないでしょうか。
これに、企業が持つ技術や事業(できること)と企業理念や取り組みたい事業(やりたいこと)を掛け合わせれば、新たな事業が開けるのではないでしょうか。

SDGsは、「Sustainable Development Goles」ということで、goalsと「目標」という言葉が入っています。目標というとノルマだったり、押し付けられるもの、というイメージかあるかもしれませんが、ビジネスにおいては「顧客のニーズ」と捉えてみればよいと思います。今はまだ、大企業しか取り組めていないでしょうが、この考え方であれば中小企業でも取っつきやすいのではないでしょうか。