問いへの欲求は学生になった途端に停止する
教室から職場まで、わたしたちは問いのない世界で毎日を過ごしている。そこでは効率が追求され、独創的な問いは無視されるか、沈黙させられる。もっとほかに解決の方法はないかとか、ほかの問題を解決できるのではないかとか、立ち止まって考えることは、むだに遅れを生じさせること、悪ければ活動の停止さえ招きかねないことと見なされる。そのような生産性至上主義が人々の問おうとする気持ちをそいでいることは確かだ。
引用:ハル・グレカーセン『問いこそが答えだ!』(2020) 光文社
仕事をする上で「