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自分語りは楽しい②

一体何が続かないんだ、という訳であるが、
結論を早々に言ってしまえば、一年以上前に買った本が、いつまで経っても読み終わらないのである。


元々、本を読むこと自体は好きな方で、
小学生・中学生の頃は図書委員だった程である。
(書いてはみたが、「図書委員」に全く説得力は無いだろう)

本を読むことの楽しさと言えば、知識の広がりはもちろんであるが、その話の中に入り込んだかのように錯覚するほど没入するのが楽しく感じる。

だが、読み終わらない「その本」は1年以上前に買ってから、現在に至るまで、およそ40ページ程しか読めていない。

40ページ程しか、と表現したのは「その本」の総ページ数が500ページを超えるからである。
5分の1も読めていない。


「その本」の正体は、
日本三大奇書と呼ばれる書籍の1つ、
『黒死館殺人事件』の事である。

もしかしたら、既に読んだ事がある人もいるかも知れないが、まず私が驚いたのは登場人物の多さだ。

開いて数ページ目に、主要人物とその人物像が載っているのだが、主要人物だけで9人ほどおり、もちろんそれ以外の人物も登場する。
「主要人物」と聞くといいところ3、4人を想像していたのだ。

おまけに主要人物の名前も長い。
私は主要人物のそのページだけで挫けそうになった。



しかし、そんな所で挫けていては話の世界に入り込む以前の問題。

意を決して読み始めたのだが、中に待ち受けていたのは、当て字のオンパレードである。
私の頭は錯乱した。

電光形と書いて、「ジグザグ」
驚駭噴水と書いて「ウォーター・サープライズ」


………奇書と呼ばれるだけある。
(呼ばれる所以は絶対そこではない)

なかなかに手強い本だが、絶対に読破しようと思いつつ、今日も3ページ程度で本を閉じるのだった、、


↓青空文庫で無料で読めるので是非、、

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