四枚美濃に憧れて②

前回からの続き。

振り飛車でも四枚美濃に組みたい…でも相手が必ず持久戦にしてくれるとは限らない…

そんな悩みを抱えながら棋譜並べをしていると、相矢倉の出だしから陽動振り飛車にする将棋を見つけました。

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確か、こんな出だしだった気がします。違ったらすみません汗

以下駒組みが進みます。

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陽動振り飛車とは、相居飛車(矢倉)の出だしから生まれる変化球の1つで、年に数局指される程度には出現しますが、かなりレアな戦型です。しかし、名人戦の舞台でも指されたこともあり有力な作戦の一つです。

数年前に佐藤康光九段が△8五歩型で陽動振り飛車にする作戦を連採して少し話題になったりもしました。

実戦は前の図から後手は△8二玉〜△7二銀〜△6三金まで組み四枚美濃に構え、先手は玉を入場して更に▲9八香から穴熊に組み替え超持久戦になりました。

「陽動振り飛車なら振り飛車でも四枚美濃に組める」ことに気づき、早速試してみようと思いたった訳ですが、後手は一度△6三銀型に組んでから△7二銀と引いているので手損してしまっています。そこをどうにか出来ないか…

次回は我流陽動振り飛車の工夫についてお話しします。


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