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藤井王位・棋聖のトリプルタイトル戦

6月29日に王位戦七番勝負が開幕しました。藤井聡太王位・棋聖は先日叡王戦の挑戦権を獲得し、既に第二局まで進んだ棋聖戦と合わせてトリプルタイトル戦となります。これに伴い、4-5月は落ち着いていた対局日程が6月後半から過密になってきており、少し心配になってきました。現時点で分かっている藤井二冠の対局日程は以下の通りです。(カッコ内は、番勝負が決着すればなくなる対局)

6月 1日
6月 2日
6月 3日 順位戦B級1組2回戦
6月 4日
6月 5日 移動日、検分
6月 6日 棋聖戦第一局
6月 7日 移動日
6月 8日
6月 9日
6月10日 
6月11日
6月12日
6月13日 順位戦B級1組3回戦
6月14日 
6月15日
6月16日
6月17日 移動日、検分
6月18日 棋聖戦第二局
6月19日 移動日
6月20日 
6月21日 
6月22日 叡王戦本戦準決勝
6月23日
6月24日 
6月25日 
6月26日 叡王戦本戦決勝
6月27日
6月28日 移動日、検分
6月29日 王位戦第一局一日目
6月30日 王位戦第一局二日目
7月 1日 移動日
7月 2日 移動日、検分
7月 3日 棋聖戦第三局
7月 4日 移動日
7月 5日
7月 6日 順位戦B級1組4回戦
7月 7日
7月 8日
7月 9日
7月10日 竜王戦決勝トーナメント初戦
7月11日
7月12日 移動日、検分
7月13日 王位戦第二局一日目
7月14日 王位戦第二局二日目
7月15日 移動日
7月16日
7月17日 (移動日、検分)
7月18日 (棋聖戦第四局
7月19日 (移動日)
7月20日 移動日、検分
7月21日 王位戦第三局一日目
7月22日 王位戦第三局二日目
7月23日 移動日
7月24日 移動日、検分
7月25日 叡王戦第一局
7月26日 移動日
7月27日
7月28日 (移動日、検分)
7月29日 (棋聖戦第五局
7月30日 (移動日)
7月31日
8月 1日
8月 2日 移動日、検分
8月 3日 叡王戦第二局
8月 4日 移動日
8月 5日
8月 6日
8月 7日
8月 8日 移動日、検分
8月 9日 叡王戦第三局
8月10日 移動日
8月11日
8月12日
8月13日
8月14日
8月15日
8月16日
8月17日 移動日、検分
8月18日 王位戦第四局一日目
8月19日 王位戦第四局二日目
8月20日 移動日
8月21日 (移動日、検分)
8月22日 (叡王戦第四局
8月23日 (移動日、検分)
8月24日 (王位戦第五局一日目
8月25日 (王位戦第五局二日目
8月26日 (移動日)
8月27日
8月28日
8月29日
8月30日
8月31日

敢えて冗長に記述してみましたので、空いている日がほとんどないことがわかるかと思います。空いている日には、勝ち残っている棋戦の予選や本戦が組み込まれていきます。日程はわかりませんが、後日放映されるNHK杯や銀河戦の収録も組み込まれるかもしれません。

竜王戦は、昨年は8月中旬から挑決三番勝負が行われていますので、藤井二冠の場合は7月10日の山崎八段戦に勝つと準決勝が8月上旬までに行われると思います。王将戦は、昨年は8月末に挑決リーグメンバーが決まっていますので、二次予選から登場する藤井二冠は8月までに最大2局対局することになります。棋王戦は、挑決二番勝負が12月なのでまだ先は長いですが、既に1回戦が始まっており、2回戦から登場する藤井二冠も8月までに対局が組まれる可能性はありそうです。

ちなみに渡辺名人は、当然ながら順位戦や王将戦・棋王戦の予選はなく、叡王戦・王座戦の予選も敗退し、竜王戦で昇級者決定戦の1局を残すのみです。豊島竜王は、当然ながら叡王戦・竜王戦の予選はなく、王座戦の予選も敗退し、王将戦も挑決リーグから登場するので予選はありません。

過密日程は強者の宿命とも言われますが、生身の人間ですからやはり厳しいと思います。1つの敗局が後を引くかもしれません。せめて勝ち続けることで波に乗り、番勝負を早めに決着させてくれたらと思いますが、渡辺名人や豊島竜王を相手にして簡単なことではありません。藤井二冠がこの夏大きく羽ばたくことができるのか、見守り続けたいと思います。

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