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観る将が将棋を指してみた(2) ~将棋ウォーズ編~

前回は、私が将棋を指すきっかけについて書きました。今回は私が将棋ウォーズで対局した経験を書いていきたいと思います。

将棋ウォーズに登録

将棋ウォーズは日本将棋連盟公認のアプリで、上記HPにアクセスして登録するとブラウザ版で対戦することもできます。スマホの小さい画面が苦手な私は、PCのブラウザ版で挑戦してみることにしました。1日3局まで無料で対局でき、持ち時間は10分切れ負け、3分切れ負け、10秒将棋の3つから選択すると、自分のレベルに合う相手を自動的にマッチングしてくれます。

いよいよ対局

一番時間にゆとりのありそうな「10分切れ負け」を選択し「対局開始」ボタンをクリックします。老人(棋神?)の声で「お前が先手だ」とか言われて対局が始まります。駒はルール上動かせるところにしか動かせないようで、初心者にありがちな二歩などの反則にはならない親切仕様のようです。ただ時間が足りない。10分という時間はみるみる減っていくし、急かすようなBGMも流れていて、あっという間に負かされました。

勝利の味

「ふぅ、仕方ない。数をこなせば慣れるだろう」と思って頑張って対局してみると、相手の方にも私と同じようなレベルの方がいて、勝ったり負けたり楽しめます。勝つと老人の声で褒めてもらえるし、相手を詰ませた瞬間は詰将棋を解くより数倍嬉しく感じます。無料で指せる1日3局の範囲で、しばらく毎日のように将棋を指すようになりました。30級からスタートするのですが、低級位の間は1勝するたびに昇級するようで、どんどん昇級するのも励みになります。

悪戦苦闘

しばらくすると自分の級位も1桁になり、相手の方も1級とか2級の方と対局することもあって、たまにしか勝てなくなってきます。振り返ると基本的な定跡が身に付いていないので、序盤から攻め込まれてしまうことが圧倒的に多いのです。それどころか簡単な王手飛車は食らうし、駒取りになっているのを気付かずに素抜かれてしまうし、将棋らしい将棋になっていないのです。
それでも初めの内は相手の方も私と同じようなレベルの方がいて、序盤に苦しくなっても逆転勝ちできることもありました。しかし少しずつ級が上がってくると相手の方のレベルも上がってきて、王手飛車を食らってから逆転などできなくなります。
私の方も少しは慣れてきて、序盤からひどいことになるのは減ってきたのですが、今度は終盤に時間がなくて切れ負けが増えてきました。結構早く指しているつもりでも、反射神経が鈍いのか常に相手の方より残り時間が少ないのです。こうなると、時間切れが気になって思考も雑になるし、とんでもないポカが出て楽しさも薄れてきます。どうも将棋ウォーズに挑むには実力がなさすぎるということに思い至りました。

一から出直し

このまま続けても上達は見込めないと考えた私は、しばらく将棋ウォーズから離れて今更ながら少し勉強しようと思いました。世の中には様々な定跡本が出版されていますし、インターネットにも初心者向けのコンテンツが溢れています。勉強嫌いの私が続けていける良い方法はないものか、そんな暢気なことを考える日々が続きます。

少し長くなってきたので、私がどのように方針転換したのかは次回以降に書いていきたいと思います。バックナンバーを下記マガジンにまとめることにしましたので、ご興味がありましたらご覧ください。


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