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第16回朝日杯将棋オープン本戦トーナメントの展望

朝日杯将棋オープンは全棋士および朝日アマ名人戦上位のアマチュア、女流棋士などが参加するトーナメントで、持ち時間は各40分(切れたら1手60秒未満)の早指し棋戦です。今回も二次予選が終了し、本戦トーナメントの組み合わせが発表されていますので、ブロックごとのメンバーを確認しておきたいと思います。

日本将棋連盟HPより引用

一番左の山には、前回準優勝の稲葉八段、順位戦A級の糸谷八段が入りました。ベスト4の有力候補は稲葉八段と思いますが、早指しに定評のある糸谷八段、二次予選で羽生九段に快勝して勢いに乗る三枚堂七段にも注目です。

左から二番目の山には、渡辺名人、順位戦A級の佐藤(天)九段、広瀬八段が入る激戦区となりました。ベスト4の有力候補には棋王戦挑決二番勝負に進出している佐藤(天)九段を挙げたいと思いますが、西田五段も朝日杯では前回ベスト8、前々回ベスト4と実績を挙げており侮れません。

右から二番目の山には、藤井竜王、永瀬王座とタイトルホルダー二人が入る激戦区となりました。ベスト4の大本命は藤井竜王ですが、若手の増田(康)六段にも期待したいと思います。

一番右の山には、前回優勝の菅井八段、順位戦A級の豊島九段が入りました。ベスト4の有力候補は豊島九段と思いますが、振り飛車党の久保九段と菅井八段の対局も実現して欲しいカードの一つです。

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