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第44回将棋日本シリーズの展望

将棋日本シリーズJTプロ公式戦(通称:JT杯)は、前回優勝者、タイトルホルダー、獲得賞金ランキング上位者で選抜される12名によるトーナメント戦で、持ち時間10分(+1分単位の考慮時間5回、切れたら1手30秒未満)の早指し棋戦です。第44回JT杯の出場者と組み合わせが決定し、日程と開催地が発表されています。開幕は7月1日とまだ少し先になりますが、顔ぶれを確認しておきたいと思います。

日本将棋連盟HPより引用

左の山は、シードの永瀬拓矢王座が羽生善治九段vs山崎隆之八段の勝者と、前回優勝者の藤井聡太JT杯が菅井竜也八段vs斎藤慎太郎八段の勝者と顔を合わせます。決勝進出の有力候補には大本命の藤井JT杯を挙げておきたいと思いますが、タイトルホルダーの永瀬王座、過去5回の優勝を誇る羽生九段、叡王戦五番勝負を戦っている菅井八段にも期待が掛かります。。

右の山は、シードの渡辺明名人が稲葉陽八段vs佐藤天彦九段の勝者と、シードの豊島将之九段が広瀬章人八段vs糸谷哲郎八段の勝者と顔を合わせます。決勝進出の有力候補には第41-42回に連覇している豊島九段を挙げておきたいと思いますが、第39-40回に連覇している渡辺名人、早指しを得意とする稲葉八段、安定感のある広瀬八段にも注目したいと思います。

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