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第81期順位戦C級2組4回戦

9月1日、9日に順位戦C級2組4回戦の対局が行われました(一部対局は延期)。

この中で私が注目していたのは、3勝0敗と昇級争いをリードする梶浦宏孝七段と、2勝1敗と昇級に向けてこれ以上負けられない八代弥七段の対局です。先手の梶浦七段が角換わりに誘導し、お互いに腰掛け銀を採用します。梶浦七段が▲4五桂から仕掛けると、八代七段も6筋から反発して飛先の歩を交換します。八代七段が馬を作って金を食いちぎって先手陣を乱すと、梶浦七段も角を犠牲に後手陣に攻め込みます。梶浦七段はもう1枚の角を飛銀両取りに打ち、銀を取って馬を作りますが、八代七段は先手の玉頭から攻め掛かり即詰みに討ち取りました。

他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
 服部慎一郎四段 - 森下卓九段
 中村亮介六段 - 黒沢怜生六段
 本田奎五段 - 髙野智史六段
 佐々木大地七段 - 長岡裕也六段
 池永天志五段 - 竹内雄悟五段
 古賀悠聖四段 - 井出隼平五段

私が注目している中では、服部四段と古賀四段が4連勝となり、本田五段、梶浦七段、佐々木(大)七段、池永五段、八代七段は3勝1敗で追っています。順位戦は全10局の長丁場なので、昇級を目指して頑張って欲しいと思います。


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