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2023年度将棋大賞 記録部門の中間状況

将棋界では年度毎に将棋大賞の表彰があります。2023年度も折り返しの時期となりましたので、現時点の記録部門(対局数・勝数・勝率・連勝)の状況を確認しておきたいと思います。
出典:日本将棋連盟HP 2023年8月28日対局分まで(未放映のテレビ対局を除く)


最多対局賞の状況

1位 佐々木大地(30)
2位 藤井聡太(22)
2位 伊藤匠(22)
2位 高田明浩(22)

ダブルタイトル戦に挑んだ佐々木(大)七段が2位以下に8差をつけて独走しています。2位には2002年生まれで同学年の3人が並んでいます。昨年度に最多対局賞を獲得した服部六段は、20勝で7位につけています。

最多勝利賞の状況

1位 佐々木大地(20)
1位 伊藤匠(20)
3位 藤井聡太(18)
3位 高田明浩(18)

対局数の上位4人が勝数でも上位に顔を揃えています。昨年度はコンスタントに勝ち続けた藤井竜王名人が5回目の最多勝利賞を獲得しましたが、今年度も逆転はあるでしょうか。

勝率一位賞の状況

1位 伊藤匠(0.909)
2位 石川優太(0.857)
3位 佐々木勇気(0.846)
※引退の決まっている石川七段は対象外としています

伊藤(匠)七段が9割超えの驚異的な勝率を残しています。竜王戦七番勝負の結果次第では、史上最高勝率の更新にも期待が掛かります。例年になく8割超えの棋士が多く、藤井竜王名人は0.818ながら現時点では7位タイです。

連勝賞の状況

1位 佐々木大地(15)
2位 伊藤匠(13)
3位 佐々木勇気(9)
3位 斎藤明日斗(9)
3位 高田明浩(9)

春先の棋聖戦予選や王位リーグを無敗で駆け抜けた佐々木(大)七段が、連勝でも1位になっています。伊藤(匠)七段の13連勝は継続中で、どこまで記録を伸ばせるか楽しみです。

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