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第81期順位戦C級1組3回戦

8月9日に順位戦C級1組3回戦の一斉対局が行われました。

この日、私が注目していたのは、叡王戦で挑戦者になるなど更なる飛躍が期待される出口若武六段と、各棋戦での活躍が目立つ西田拓也五段の対局です。先手の西田五段が中飛車に振り美濃囲いに構えると、出口五段は銀を繰り出し天王山の歩を取ります。西田五段は左銀を後手の玉頭まで繰り出し、角交換の後に桂を食いちぎって攻め掛かります。出口五段は角を敵陣に打ち込んで飛車と交換しますが、西田五段は"と金"と馬を作って後手玉に迫ります。出口五段は玉を上部に脱出させますが、西田五段は自陣の桂も使って寄せ切りました。

他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
 石井健太郎六段 - 阪口悟六段
 黒田尭之五段 - 真田圭一八段
 阿部健治郎七段 - 船江恒平六段
 佐藤和俊七段 - 都成竜馬七段
 青嶋未来六段 - 平藤眞吾七段
 宮田敦史七段 - 渡辺和史五段
 伊藤匠五段 - 畠山成幸八段

私が注目している中では、黒田五段、青嶋六段、伊藤(匠)五段が3連勝の好スタートを切りました。石井六段、出口六段、都成七段、渡辺(和)五段は2勝1敗で続いています。順位戦は全10局の長丁場なので、昇級を目指して頑張って欲しいと思います。


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