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将棋界2020年12月時点のランキング(勝数)

将棋界では年度毎に将棋大賞の表彰があり、数字で明確に決まる記録部門としては、対局数・勝数・勝率・連勝のランキングがあります。9月末に2020年度前半の状況を確認し、過去5年の傾向や歴代最高記録を投稿しましたが、年末を迎え残り3か月となりましたので再度現時点の状況を確認していきたいと思います。

2020年12月27日対局分まで(未放映のテレビ対局を除く)の勝数は以下の通りです。出典:日本将棋連盟のホームページ
 永瀬拓矢  35
 藤井聡太  34
 豊島将之  27

ベスト3の顔ぶれは対局数でもベスト3に入っている3人がランクインしています。対局数では永瀬王座が独走態勢に入っていますが、勝数では藤井二冠が1差の2位となっています。ただ対局数の投稿でも書きましたが、1-3月は各棋戦の予選や王将戦七番勝負を戦う永瀬王座の対局数が多く、勝ち星を積み上げていくチャンスは多いと思われます。藤井二冠は棋聖戦や王位戦の予選がなく、豊島竜王も竜王戦や叡王戦の予選がありませんので、逆転するのは難しい状況です。

今年度1位は永瀬王座となる可能性が高いと思われますが、歴代最高記録(羽生九段の68!)を更新するのは難しそうです。

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