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将棋界2020年12月時点のランキング(勝率)

将棋界では年度毎に将棋大賞の表彰があり、数字で明確に決まる記録部門としては、対局数・勝数・勝率・連勝のランキングがあります。9月末に2020年度前半の状況を確認し、過去5年の傾向や歴代最高記録を投稿しましたが、年度末まで残り3か月となりましたので再度現時点の状況を確認していきたいと思います。

2020年12月31日対局分まで(未放映のテレビ対局を除く)の勝率は以下の通りです。出典:日本将棋連盟のホームページ
 藤井聡太  0.810
 都成竜馬  0.750
 澤田真吾  0.750

藤井二冠が指定席のトップに躍り出ました。王将リーグの3連敗などもあり、一時期8割を切っていましたが、また8割台に乗せてきたのは驚異的です。ここまで来たら、前人未到の4回目の8割越えを4年連続のおまけ付きで達成して欲しいと思います。ちなみに今期勝ちまくっている印象の永瀬王座でも現時点の勝率は0.673ですから、勝率8割の凄さがわかると思います。
現在2位の都成六段や澤田七段も、対局数が藤井二冠に比べ少ないので、1-3月に勝ち星を集めれば逆転の可能性はあります。両者とも10-12月は棋聖戦や王位戦などの予選で勝ち上がり勝率を上げましたが、だんだん対局相手も強くなってくるので、一層の活躍が求められます。

今年度の1位は藤井二冠と予想しておきますが、歴代最高記録(中原十六世名人の0.8545!)を更新するには1-3月に14勝0敗が必要で、恐らく対局数が足りません。

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