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第64期王位戦挑戦者決定リーグ最終5回戦一斉対局の結果

世間ではGWが明けたばかりの5月8日、お~いお茶杯王位戦の挑戦者決定リーグ(王位リーグ)で最終5回戦の一斉対局が行われました。早速状況を確認しておきたいと思います。

紅組

3勝1敗で並んでいた豊島将之九段と羽生善治九段の直接対決がありました。先手の豊島九段が角換わりに誘導し、形勢が二転三転する難解な中終盤を制した羽生九段が4勝1敗で紅組優勝となりました。豊島九段は3勝2敗で残留です。
永瀬王座、石井六段、服部六段、徳田四段は2勝3敗で並びましたが、残念ながらリーグ陥落となりました。

白組

4勝0敗で単独トップに立っていた佐々木大地七段は、池永天志五段との対局がありました。先手の池永五段が相掛かりに誘導し、長い中盤戦を竜を作って抜け出した佐々木(大)七段が全勝で白組優勝となりました。1敗で追っていた渡辺明名人も勝って、4勝1敗で残留です。
2勝3敗となった池永五段と増田(康)七段、1勝4敗となった冨田四段と岡部四段は、残念ながらリーグ陥落となりました。

挑戦者決定戦

紅組優勝の羽生九段と白組優勝の佐々木(大)七段は、5月18日に挑戦者決定戦を行います。王将戦七番勝負で藤井王将と激闘を繰り広げたレジェンド羽生九段が勝つのか、棋聖戦でタイトル初挑戦を決めたばかりの佐々木(大)七段がいきなりダブルタイトル戦に挑むのか、注目の一戦を楽しみにしたいと思います。

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