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第81期順位戦C級2組3回戦

8月12日、18日に順位戦C級2組3回戦の対局が行われました(一部対局は延期)。

この中で私が注目していたのは、ABEMAトーナメントで活躍中の黒沢怜生六段と斎藤明日斗五段の対局です。後手の黒沢六段が角交換後に向かい飛車に振り、お互いに銀冠の堅陣を築きます。黒沢六段は自陣角を放ち、△7四銀~△8三金と金銀を更に前進して先手陣に圧力を掛けます。斎藤五段は歩で飛車を5筋に追ってから空いたスペースに角を打ち込み馬を作ります。黒沢六段は玉頭から攻め掛かり銀桂交換しますが、斎藤五段が反発して角桂交換し、更に馬で飛車を食いちぎって▲8一飛と打ち込み、一気に即詰みに討ち取りました。

他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
 服部慎一郎四段 - 安用寺孝功七段
 佐々木大地七段 - 田村康介七段
 池永天志五段 - 上村亘五段
 八代弥七段 - 藤森哲也五段

※ 延期となっていた対局の内、8月19日に行われた対局で古賀悠聖四段が佐藤秀司八段に勝っています。

私が注目している中では、服部四段と古賀四段が3連勝となり、佐々木(大)七段と池永五段と八代七段は2勝1敗で追っています。対局が延期となっている梶浦七段は2勝0敗、本田五段は1勝1敗です。順位戦は全10局の長丁場なので、昇級を目指して頑張って欲しいと思います。


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