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観る将が将棋を指してみた(32) ~2024年3月編~

観る将の私が将棋のオンライン対局を始め、月毎に振り返りをしています。
現在は将棋倶楽部24を主戦場としており、2024年の目標を7級としました。瞬発力のトレーニングにと考え、将棋ウォーズの10秒将棋にもチャレンジしています。
上級者の方々からアドバイスをいただいたり、自分の経験を書くことで、私と似たようなレベルの方々と情報交換していけると嬉しいなと思っています。

なお、バックナンバーを下記マガジンにまとめていますので、ご興味がありましたらご覧ください。

豊島ブートキャンプ

棋力を上げるのに役立つ勉強法として、多くの方が詰将棋をお勧めしています。私は将棋を指し始めるずっと前から詰将棋が好きなのですが、いざ実戦で簡単な詰みがある局面になっても逃してしまうことが多いです。ある時、詰将棋を解くことが目的になってしまっているからではないかと思い当たりました。詰将棋は、そのルール自体が大きなヒントになっていて、私はそれを頼りに解いていたのです。
①攻め方は王手の連続で詰める。
実戦では自玉の状態に応じて、受けるのか攻めるのか、攻めるなら王手するのかそれ以外の手で相手玉に迫るのか考える必要があります。詰将棋は王手以外の手を考える必要がありません。
②攻め方の持ち駒は使い切る。
実戦では持ち駒を使うのか盤上の駒を動かすのか、考える必要があります。詰将棋は例えば3手詰めの場合、2回王手して詰めるのですから、持ち駒が2枚あれば盤上の駒を動かす手を考える必要がありません。
このヒントがあれば、少し考えれば3手詰めはほとんど解けるので、今までは5手詰め以上を中心にチャレンジしていました。
昨年、豊島ブートキャンプという言葉が流行りましたが、3手詰めを見た瞬間に解けるようになるまで繰り返しやるというトレーニング方法だったと思います。少し勉強法に行き詰まってきていたので、多くの方がお勧めしている浦野先生の「3手詰めハンドブック」を購入し、ブートキャンプに取り組んでみることにしました。

実戦詰将棋

上級者の方には物足りないかもしれませんが、実戦で現れた詰みのある局面を紹介します(持ち駒は余ります)。

便宜上、先後逆に表示

①上図は先手玉には即詰み(水匠によれば7手詰め)が生じています。1分将棋で詰ませることはできますか?
初手がわかれば、後は一本道です。

2024年3月の戦績

将棋倶楽部24
26勝27敗(勝率.491)
 先手:9勝9敗、後手:17勝18敗
 相居飛車:17勝21敗、対振り飛車:9勝6敗

3月は大きな連敗はありませんでしたが、勝ったり負けたりの繰り返しで、最後に3連敗して負け越しとなりました。級位は10級に定着してきた感じがします。何かを変えないと上達は見込めないので、上述したように詰将棋への取り組みを変えてみようと思います。

将棋ウォーズ(10秒将棋)
8勝7敗(勝率.467)
 先手:6勝5敗、後手:2勝2敗
 相居飛車:7勝4敗、対振り飛車:1勝3敗

2月はわずかに勝ち越しでした。級位は2級のままですが、格上との対局が多かったためか、達成率も74%と先月末より8%程上がっています。将棋倶楽部24もそうですが、相手の方が飛車を振るケースが減ってきたように感じます。

実戦詰将棋の答え(他の詰み手順もあると思います)
①△8八銀 ▲8八同玉 △7九角 ▲9八玉 △8八金 ▲9七玉 △8七金(両王手!) まで

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