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藤井竜王より若い世代の新四段が誕生

9月10日に第71回奨励会三段リーグが終了し、以下の2人が10月1日付での四段昇段(=プロ入り)を決めました。

1位 藤本渚三段 13勝5敗

2005年7月生まれの17歳です。現時点では藤井聡太竜王と同学年の伊藤匠五段が最年少ですが、3学年若い最年少棋士の誕生となります。
昇段決定後のインタビューでは「自分はまだプロとしての実力があるかわかっていないので、ひどい負け方とかしないように、将棋の知識が足りていないと思うので、それを増やして良い将棋を指せるようにしたい」と初々しく話しており、今後の活躍に期待したいと思います。

2位 齊藤裕也三段 13勝5敗

1997年5月生まれの25歳です。遅咲きながら、藤井聡太竜王以来で史上7人目の三段リーグ1期抜けを果たしました。
昇段決定後のインタビューでは「最近プロの将棋では振り飛車党が少ないので、振り飛車を盛り上げていけたらと思う」「25歳という遅いデビューなので、若い人に比べて伸びしろがない気はするが、その中でも頑張っていきたい」と話しています。藤井竜王の兄弟子にあたりますので、同門対決が実現するような活躍を楽しみにしたいと思います。

前節までトップに立っていた古田三段は最終日に連敗を喫し、惜しくも12勝6敗で涙を飲みました。古田三段は年齢制限が近いこともあり厳しい結果となりましたが、気持ちを切り替えて昇段を目指して欲しいと思います。

なお、次の三段リーグには中学生の山下三段が参戦します。藤井竜王以来6人目の中学生棋士が誕生するかどうか、注目していきたいと思います。

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