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四国の清流仁淀川流域は仁淀ブルーと呼ばれますが、本当にブルーでした!

先に書いた通り、日高村では、仁淀川の屋形船に乗り、仁淀川流域の緑豊かな自然、川で群れをなす、アメゴ(アマゴ)やアユ、景色に溶け込んだ沈下橋を見ながら、ゆったりとしたクルージングはまるで、時の流れが止まったようでした。

冒頭の写真は、仁淀川の支流、枝川川(エダガワガワ)にある”にこ淵”。美しい娘と大蛇伝説の舞台となった神秘的な青い滝壺で、地元でも神聖な場所とされており、仁淀ブルーの所以となった絶景です。滝つぼに刺す光の加減で青さが劇的に変化するので快晴の日のお昼ごろを狙いたいところです。

ただ、なんでそんなにピンポイントなのかと不思議に思って空を見上げたところ、にこ淵の上にぽっかりと口を開けた空は、木々に覆われ本当に小さな三角の空間でした。その小さな空間に太陽の光が差し込んだ時、お目当ての絶景に出逢えるんだなあと理解しました。

にご淵をガイドしているガイドさん曰く、一番感動的だったのは霧が立ち込めたモスグリーンの滝つぼに霧が晴れ、光が差し込み、神秘的なブルーにきらめく瞬間だそう、なかなか巡り会えない体験だそうですが、そんなところにぜひ、立ち会いたいものです。

空が曇ってしまって、あいにく”にこ淵”では本当の仁淀ブルーに巡り合えなかった方には嬉しいバックアッププランがあります。

それは仁淀ブルーでも、いつ行っても青い”安居渓谷”。にこ淵からもそう離れていないので、ぜひ、訪れてみましょう。仁淀川の支流、安居川にある安居渓谷には宝来荘という宿泊施設およびレストランがあります。まずは、そこで仁淀川の天然のアユやアメゴを食してから絶景に挑戦しましょう。

アユの川での動きを表現したアユの塩焼きはまさに芸術品、この作り方や食べ方はYouTubeにたくさん動画が出ているので、それを見てから食べると2倍楽しめます。

安居渓谷の魅力については、安居渓谷とググってもらえば、詳細が出ていますのでそれを見ていただくとして、ここの素晴らしさは先に申し上げた通り、雨でも曇りでも仁淀ブルーが楽しめる!

だけではありませんよ~

なんと、このブルーの中を泳げるのです!
ブラジルのチャパダジアマンティーナの洞窟で青い湧き水の中を泳いだのですが、日本では何でこういうものはないのか?と疑問に思っていたのですが、前言撤回!ここにありました~

でも、とっても綺麗な水質なので、日焼け止めやオイルを塗ってはご法度、日焼けが気になる方はラッシュガードなどを着て泳ぐことをおすすめします。また、”水晶淵”など特に仁淀ブルーが楽しめる名前のついた見どころでは、写真撮影をする方がたくさんいるので、このようなところで泳ぐのはマナー違反、みんなが気持ちよく楽しめるよう気を付けたいものです。

この奇跡のような絶景や体験ができる2か所は、四国では有名なのですが、そこにたどり着くまでの道路の道幅が極端に狭く、大型バスが入れないんです。それが、希少価値を生む理由にもなっていますね。

ツアーでは通り過ぎてしまう、川遊び天国の仁淀川流域に泊まって、個人的には”ワールドクラス”の絶景・体験をぜひ、皆さんにも楽しんでもらいたいものです。

しかし、高知には”本物の絶景”がまだまだ眠っています。今後、少しづつ体験レポートいたします。

つづく

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