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年賀状と自撮り(2023年1月7日の日記)

こんな時代ではあるが、毎年それなりの枚数の年賀状を出している。多くの知人友人の例に漏れず、子どもが生まれてからは子どもの写真を使ってばっかりだ。

そのことに特に疑問もなかったのだが、今年ふと(「みてね」で年賀状を注文したのが届いたあとに)、いや自分たちの近況なんだから、子どももいいけど自分たちの写真も載せるべきでは??と強く思い始めてしまった。妻に言ったけど、いらんでしょと一蹴された。

子どもがいるところはほとんどが子どもの写真だけというのが多く、まれに家族みんなで写ってる写真を使っているひともいる、という感じだろうか。よく考えると変な話だよなあ(もちろん、互いに子どもの成長を見られるのはいいことなんだが)。

そんなときにTwitterに流れてきたタイ語のバズツイート。作家のチダーナンが引用RTしているのが目に入った。

Twitter上のレズビアン・パン(セクシュアル)の人口はHerよりも多い。なのでRTお願いします。女性が好きなひとは、RTしてどうぞお知らせください。新年になったのに、なんで寂しく過ごさなきゃいけないのか。優しいお姉さま、どうぞこの犬を拾って飼ってくださいませ。

このツイートを、かなりの数のレズビアンやパンセクシュアルのひとたちが自撮りと自己紹介を添えて引用RTしていて、なかなかびっくりしてしまった。日本ではこうはならんかもなあ、と。やっぱこれくらい清々しく自分の顔写真をガンガン出していくべきではないだろうか。

それでちょうど、ある講演先から近影をくれと言われたので、ためしに三脚立ててカシャカシャ自撮りしてたのだが、服はヨレヨレだし顔は引きつってるし額はテカってるしでちっともうまくいかずに、結局ちょっと古い、撮ってもらった写真を送った。

しかもその写真をオチとして載っけようかと思ったら、あっさりまるっと削除していたという体たらく。道のりは長い。

そういえば周囲の盛り上がりに乗っかって、NewJeansの"Ditto"のMVを見ていたけど、あれは自分の写っていない自撮りを撮り続けるという作品だった。よくできていた。

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