マガジンのカバー画像

働き方(翔泳社の福祉の本)

36
翔泳社の福祉の本が扱う「働き方」や「資格」をテーマにした記事を収納しています。
運営しているクリエイター

#ひとり暮らし

認知症と診断されたあとも仕事を続けるには?

認知症と診断されると、仕事にも大きな変化が訪れます。 特に会社勤めであれば、同じ部署で同じ仕事を続けられるとは限らず、働きたいという意思があってもどうしたらいいのか途方に暮れたり、転職や退職など難しい判断に迫られたりしてしまいます。 できるだけ以前と同じように働き続けるには、いったいどうしたらいいのでしょうか。 今回は、そのためにできること、しておくべきことをまとめた『本人と支援者が教える!認知症になったあとも「ひとり暮らし・仕事」を続ける方法』(翔泳社)を紹介します。

認知症の当事者と「読みやすさ」を試行錯誤した本が完成するまで

「家族や支援者向けの認知症の書籍は多いけど、当事者向けのものが少ない……」 そこから企画したのが、2023年12月20日刊行の書籍『本人と支援者が教える!認知症になったあとも「ひとり暮らし・仕事」を続ける方法』です。 著者は、認知症当事者のかもしたまことさんと、若年性認知症支援コーディネーターの来島みのりさん。本書を制作するにあたって、編集の私と著者2名で「どのような内容にしたら当事者が読みやすい本になるか」を何度も話し合って考えました! 今回は、話し合った内容や、本の