見出し画像

ちょうどいい選択

学生や働いているときは何かレールがあってそこに乗っているだけで良かったというか、大して大きな選択をしないままにここまできた気がしています。

今、私はAとBの人生の選択肢の目の前にいるように感じています。でもどちらも選べないままに「どっちにしようかな。Aに行きたいけど勇気が出ない。Bも楽しそうだけど先を考えると前に進めない」とフラフラしている状態です。頑張ってAへ進んでみようと思ってみたものの外へ出る勇気が無くて少しずつ先延ばしになっています。Aを選んだ途端に「これでよかったのだろうか」とまだ進んでもいないのに後悔する時もあります。思い返せば、嫌な事を嫌と言えずにここまで来ました。他の人と深く関わりもせずに独りよがりになっていました。それはとてもさみしいものでした。あたたかい人間関係のある方を選択したい。すると、AとBのほかにもCDEF…と選択の幅は色々広がって見えます。でも、その道も勝手に「選択肢」と言っているだけで実は横つながりの大きな道なのでは…と思うようになりました。道を選んだら戻れないなんて私には負担が大きすぎます。

こんな私に未来の私は何と声をかけるでしょう。自分の選ばなかった方の未来にも私はいるのでしょうか。SF好きな私はそんな空想をしながらただどっちつかずな日々を今楽しんでいます。

のんびりと。ゆっくりと。誰に何を指示されるでも無く。ただ自分の好きな時間を過ごしています。それもまたぬるま湯な幸せ。頑張りすぎた自分への特別なご褒美です。

そんな日もそろそろ終わり。とりあえずAにすることを大切な人達に伝えました。でも決めたと思ったのに私の中身はどっちつかずのまま、AとBを行ったり来たりしては落ち込んだり、自分で自分を励ましたりています。大切な人達も私の事を認めて優しくしくれます。「どっちでも好きな方でいいんだよ」とも言ってくれます。それにも困ってしまっています。私は選ぶ勇気が無くなってしまったからです。でも、それなりに色々考えました。とにかく進もうと思ったのです。

不安が大きくなるというのは、小さな決断でも大きな勇気を伴うものです。すると普通の感覚を覚えてくれている人に相談することもまた安心を得ることになります。たわいもない会話で救われたり、誰かの笑顔に勇気をもらったり。そうして、自分のしたい事を見失った先にも明るい未来が待っていると信じられる。もしくは、そんな「明るい未来」は無くてただただ私が繋がっているだけ。今日の私が幸せを感じていれば未来の私もきっと幸せなんだろう。安心できるところでエネルギーチャージしてから、ゆっくりとその中から幸せを思い出して行く時。

安心する方、大切な人達の笑顔になれる方。それで私も安心して笑顔になれるから。それが今の私の選び方です。そして、また戻ってこれる。というゆるい選択が今の私にはちょうど良いようです。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?