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トップガン・マーヴェリック / #8 MY MOVIE BOX
5月27日。待ちにまったトップガン・マーヴェリックが公開されました。
公開日に母と観に行ったのですが、これがもう、たいへんな作品でした。
マーヴェリックは今も、ここにいる
映画冒頭、オリジナル『トップガン』の世界を思い出させ、引き込まれていきました。それはこれからまた始まるぞ、という高揚感と共に、懐かしさと安心感も与えてくれました。
「ああ、マーヴェリックと仲間たちが、『トップガン』を愛する人々が、今もこんなにもたくさんいるんだ」と感じました。
その熱量の高さは、実は上映前のシアターでもひしひしと伝わってくるものがあったんです。
駐車場にはやけにバイクが停まっているし、MA-1にブルーデニム、サングラス(レイトショーの時間なのに笑)という“正装”でシアターに来ている強者もいました。
ここは市内で唯一の映画館なのですが、公開初日だというのにパンフレットは売り切れ。
チケット売り場やロビーには私の親世代の50〜60代くらいの人とその娘息子世代の人がたくさんいて、異なる世代が一つの作品を同じように楽しみ、それが約35年も伝えられてきたんだと思うと胸がアツくなりました。
つくりものではない、本物の映像
アクション映画を観ている時に、明らかに合成っぽいなと感じることはないでしょうか?
本作ではこうした”違和感”というものを感じることなく、映画の世界観に集中できました。
驚くことに本作では、実際に飛行している戦闘機のコックピット内で俳優自身によって撮影されています。
これほどのスカイアクションが実際の撮影で得られた映像なのだと知った時は信じられない気持ちでしたが…。トム・クルーズならばと納得してしまいます。
この撮影を可能にするために、長期間にわたる厳しい本格的なトレーニングを行っていたことがメイキング映像でも紹介されています。
すごすぎる…。
ただただ、感じればいい
過去と未来のバランスが絶妙で、オリジナル『トップガン』を観たことがない人でも前情報なしでこの世界観を感じられると思います。置いていかれることはありません。
これはシリーズ『ミッション・インポッシブル』の製作から、プロデューサーとしてトム・クルーズが大切にしていた点だと言います。
前回の作品とキャラクターが交わることはあっても、ストーリーは“今”のもの。家族、仲間、愛情、空を飛ぶこと、この作品に詰まった全ての要素を味わうことが出来ます。
製作者たちが「これが映画だ!」と言ってるかのように感じられました。
既に2回観ましたが、劇場で体験しない手はないと思います。
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